大田原市

第314回 ゆりがねの歴史を探る の巻

先日の那珂川町探訪にて知った

「那珂川では昔、金が採れた」話


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 那珂川町ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 那珂川町
(参照:第297回 ~黄金の国ジパング~那珂川町探訪(2) の巻



気になっていたところに、ちょうどいい企画展が!



ということで、やってきたのは大田原市。

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 なす風土記の丘資料館


なす風土記の丘資料館 湯津上館



現在は大田原市ですが、元は湯津上村でした。


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 なす風土記の丘資料館

↑手書きで→市」って直してある案内板が良い感じです。

よく見ると、直しきれてないけど・・(ノ∀`)


それにしても、この資料館の周りには、古墳がいっぱいありますね。

その中でも「那須国造碑」は
日本三大国碑の1つで国宝に指定されている重要文化財です。


今度こっちもじっくりまわってみようっと。(´∀`)


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 なす風土記の丘資料館

ここで開催中の企画展

「那須のゆりがね~産金の歴史~」

を見に来ましたよ。


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 なす風土記の丘資料館

入場料は大人100円。


同じ名前の「なす風土記の丘資料館」でもう一つ「小川館」も
当日中なら同じ入場券で入れるそうです。

が、この日は断念。






入って驚いた!



この資料館・・・


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 なす風土記の丘資料館


キャラクターが多すぎます!!





なす風土記の資料館のホームページを見てみると、
このキャラクターたちは「なす風土記絵匠(えだくみ)の会」という
若者グループが制作しているキャラクターたちなんだとか。



那須与一が射った“扇の的”までキャラになっているとは!!

あなどれませんよっ。(°Д°;≡





さて、企画展。

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 なす風土記の丘資料館


撮影は禁止なので、とりあえず入り口。


まー、またこれマニアックなことに、観覧客うちらしかいねぇ。(爆)


・・・いいんです

いいんですよ~ゆっくり見れて。(;´▽`A“





内容は
○日本人と金
…埋葬されていた金銅製品などの展示
○鉱山開発の発展
…戦国~江戸あたりの産金の歴史
○近現代の鉱山開発

という感じでした。



那珂川町以外にも県内の産金地のことも書いてありました。

「篠井金山」…宇都宮でも金が採れたのか?!驚き。

「西澤金山」…日光市(旧栗山) 明治~昭和のあたりに、盛んに採掘されていたらしい




注目していた那珂川町(馬頭地区)の産金の歴史も
いろいろ詳しく展示してあったので、興味深かったです。

特に、「馬頭地区の金山跡」の調査は、
この企画展のためにわざわざやったもの(!)のようです。


1つ1つの坑口跡の写真が展示されておりました。


が、

残念なことにそのほとんどが埋没しているという結果でした。


・・まあなんとなく察してはいたけど。

埋没してなかったら、もっと金で観光地化されてたってことだろう。



最後に一言

「私的調査での入坑は絶対に避けて頂きたい」



・・・(ノ∀`)ですよね。



そう思うと、足尾銅山はいまだに坑内を見学できるんだから、
よっぽど出たんだろうな~と感心してしまう。



ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 なす風土記の丘資料館
↑おみやげに図録を買った。


オールカラー、この紙厚で400円は安かろうに・・・。



○なす風土記の丘資料館 湯津上館
http://www.nasufudoki.com/
栃木県大田原市湯津上192
TEL.0287-98-3322
開館時間/午前9時30分~午後5時(月曜休館)
大人は100円