金曜日から始まっている
烏山の伝統行事
←「山あげ祭」を見てきました。
見たいな~と思っていた
ガマガエルの出てくる演目「将門」を
まだ見たことがなかったので、
朝一番の回を狙って見にいってみました。
←街の中に立っている旗。
すごく高い。
朝方、風も強く
キシキシと音を立てていました。
↑「山あげ祭」は、江戸時代から450年もつづく、日本一の野外劇。
国の重要無形民俗文化財にもなっています。
このように、一般の道路を封鎖して、そこに舞台を歌舞伎を作って上演しては、
舞台を壊し、また移動して、舞台を組み立て・・・と、
1日に違う場所で6回も上演します。(最終公演は夜10時←!!)
かなりの重労働!!
ほんと、町の方、お疲れ様です。o(_ _)o
烏山にある6つの町で持ち回りでやっているそうです。
今年の当番町は「元田町」です。
↑がんばっている「若衆」の皆さん。
こうやって、舞台の背景となる“山”を“あげ”ていきます。
↑この山を、「前山」「中山」「大山」と、道路に沿って、どどんとあげていきます。
これが舞台から見ると、絶妙な遠近法でもって、舞台背景になるわけです。
背景の奥行きは約100メートル。
野田マップもビックリ(!?)の舞台装置です。
ちなみにこの山は、烏山和紙を使われているようです。
さて、いよいよ上演開始。
朝一番の舞台は、初めて見ましたが挨拶があるんですね。
しかも、英語の解説付き!
国際的になってる~。
このお芝居はもともと、ここで流行病があった江戸時代に
町の人が八雲神社への奉納踊りとして始まったのが「山あげ祭」とのこと。
「よし、町の中で、芝居やろうぜ!」って初めて言い出した人!!
まさかその後450年も続くとは思っていなかっただろうに・・・。
演目は「将門(忍夜恋曲者)」です。
“しのびよるこいはくせもの”ってなんだか、今の歌謡曲のタイトルみたいだなぁ。
歴とした歌舞伎のお題目なのですが・・。
しばし鑑賞~
出てきた~ガマガエル~~!!
上に乗っているのはガマの妖術を使っているお姫様。
実はこの演目、宇都宮にある県立博物館に昔、
ミニチュアの再現模型があったのです。
今は無いと思いますが・・。
小さい頃、それを見てるのがすごく好きで、
終わってはボタンを押し、また終わってはボタンlass=”emoji” referrerpolicy=”no-referrer”>を…
と、何度もこのミニチュアを動かした記憶があります。
(その頃から、こういうものに興味があったという片鱗が…f^_^;)
↑演じているのは、地元の中学生だそうです。
歌舞伎だけど女の子が演じます。男役の子も女の子、決まってる!
「バタンッ!!」
↑裏の山に桜が咲きました。山には仕掛けがあるのです。
「おおー」と思わず歓声が。
↑姫がガマの妖術使いということがバレて、立ち回りに。
ちなみに裏にいる黒い着物の方たち・・お手伝いさん(クロコ)です。
見えないという“てい”です。
姫が早着替えします。
雷の音(演出です)がなかなかの迫力でした。
さて、お芝居は終わり。やんや、やんや
とお芝居が終わってからも、後かたづけが大変です。
↑舞台は、お囃子の山車と連結していて、そこに舞台のセットが
次々と合図のもと、収納されていきます。
ガシャン!ガシャン!と
さながら、ライジンオーの地球防衛軍の学校みたいです。(←伝わるか?この表現)
うおーー!最新型ガマガエルや~~!!
夜の公演の時は、不気味そうですね。
27日(日曜日)がこの山あげ祭の最終日。
明日のスケジュールは、
1回目 午前9時 「蛇姫」屋敷町会所前
2回目 午前11時30分「将門」元田町観光タクシー前
3回目 午後2時「将門」山あげ会館前
4回目 午後7時「蛇姫」岩野屋旅館前
5回目 午後10時(千秋楽)「関の扉」関谷建設前
しかも午後7時から山あげ会館前でサイコのライブもあるらしい。
ですので、お近くの方でまた見たことのない方は、ご鑑賞してみてください。
○山あげ祭
http://www.mt-crow.net/k-karasuyama/index.php?mode=ym
※椅子席は200円、立ち見は無料でした。
※無料の駐車場もありますよ。
※野外劇なので、熱さ対策は忘れずに!