先月に終わっちゃった企画展なので、
アレなんですが…ヽ(;´ω`)ノ
良かったので、書きます。
宇都宮美術館で、昨年末から~1/17までやってた企画展
「杉浦非水の眼と手」を鑑賞してきました。
日本の商業デザイン(グラフィックデザイン)の先駆けともいえる
杉浦さんのポスターや絵(イラスト)など、
とても好みだったのでおもしろかったです。
ワタクシも好きなアールヌーヴォーあたりが
やはりこの方も好きだったらしく、
「ああ、なんとなくな~」な作品が多く見られました。
やっぱ好きな作品を作る人が好きな系統は、一緒なわけですね。
常々思うのですが、
まだコンピュータグラフィックがなく、
デザインや彩色がまだ“手描き”だった時代って、
絶対今の時代の人よりも、「すごい技術」が
あったんだろうな~と思ってしまいます。
構図の決め方にしろ、色彩設計にしろ、
昔のデザイナーほど、「おもいきり」が良かったんじゃないかって。
そう思ってしまうんです。
コンピュータって、いくらでも直しがききますからね。
逆にいうと、その昔の人が
コンピュータを操作できていたら…
おそらくすごいことになるんだと思うのですが。(((( ;°Д°))))
まあ、そんなことをあんまり考えすぎると、
ネガティブな方向にいってしまうので、
「コンピュータがある時代に生まれて良かった!」
と、安易に思考転換することにします。(´∀`)
今回のポスターにもなっているのが、
「非水百花譜」という100種類の植物を描いた
版画集のものなのですが、
この「非水百花譜」の展示方法も圧倒されました。
ズラーーーーと100枚がっ!!
ほんとに、素晴らしかった。
宇都宮美術館さん、してやったりですね。(ニヤリ)
「コレクション展として、ずっと飾っておけばいいのに!」
と思ってしまいました。
この百花譜の草花たちは、
写実でありながらどこか“デザイン”されている構図なわけです。
うまいぐあいにデフォルメされている、というか。
その植物が、「この植物たる!」という一番いいポーズィングを
チョイスして描かれているような作品。
とてもキレイなので、
見ていてニヤニヤしてしまいました。(←怪しい人)
観賞後のお茶。
この日は、クラシックショコラにしました。
昼過ぎなのに、混んでいたなぁ。
帰りに、カモ鑑賞。
今は、4/4まで企画展「大原美術館名品展」をやっているようです。
【修正】「大原美術館名品展」は2月14日(日)からです。
>Roowさんご指摘ありがとうございます。(^▽^;)
県立美術館でも、おもしろい企画展をやっていたので
行ってきました。それはまた後日。
○宇都宮美術館
http://u-moa.jp/
栃木県宇都宮市長岡町1077
TEL.028-643-0100
開館時間/午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分)
月曜休館
【過去の宇都宮美術館 鑑賞レポ】
第61回 ドイツのポスター! の巻(宇都宮市・宇都宮美術館)
第193回 栄光のルネサンスから華麗なロココ の巻(宇都宮市・宇都宮美術館)