宇都宮市(名所・旧跡・社寺仏閣)

第326回 上河原通りをブラタモリ〜変なモアイ編〜 の巻

普段は車で通過してしまうところでも、
歩いてみると変な物があるものです。


この日も、宇都宮の街をブラタモリしていると


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 上河原

駅からほど近い、上河原通りの田川近くに

小さな「三峰山神社」という神社を見つけました。


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 上河原


なんと「樋爪氏の墓」とな・・


よくよく読んでみると、


~祈願成就のお礼の生贄(いけにえ)として
二荒山神社に献納された、樋爪俊衡と
弟季衡の墓と伝えられてる。~




と書いてあります。



え・・・(((( ;°Д°))))



いけにえ?!




こんな街の中に「いけにえ」にされてしまったお墓があったとは・・。(´д`lll)



「樋爪俊衡」で検索すると、
なにやら二荒山神社の“悲話”とやらも出てきました。

う~ん、全然知らなかった話だ。





上河原通りから、田川にかかる幸橋を渡り、

ちょっと路地を入ると


またもや、不思議なものを発見。

 
ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 宇都宮

こ、これはっ!!(((( ;°Д°))))



ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 宇都宮


モアイ像?!



(°Д°;≡°Д°;)



う~ん、でも帽子かぶってるし、目が飛び出てるし・・

なにより無国籍なお顔立ち・・


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 宇都宮

隣には、こんな碑が。


「興禅寺大門跡」とな。


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 宇都宮
↑そして、昔のお寺の見取り図のような碑も建っていました。

この碑は、2008年に建立されたようです。
(参照:http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tochigi/080115/tcg0801150230001-n1.htm




でも説明を読んでも、モアイ像(仮)の説明はなし・・・( ̄Д ̄;;



昔のものなのか、最近のものなのか・・まったく謎な像だったのでした。





ということで、家に帰って調べてみると

「興禅寺」のホームページに答えがありました。



ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 宇都宮


これは、「トルハルバン」

という名前の像だそうです。




もともとは、
韓国の済州島(チェジュとう)にある石像だそうで、
街の入口などに立てられ
魔よけなど、守り神的な意味合いの像らしいです。


韓国語で「トル」は“石”、「ハルバン」は“おじいさん”の意味だそうで、

その名の通り「石の爺さん」です。



新たな待ち合わせスポットになる碑も近い?!


餃子像ちゃんに、新たなライバルが登場ですね。






○樋爪氏の墓
栃木県宇都宮市大通り5丁目 上河原通り沿い

○興禅寺
http://www.kouzenji.com/
栃木県宇都宮市今泉3-5-13