宇都宮市街、宇商通りを大通りから南へ行くと
「今小路通り」という名前に変わります。
・・・地図にそう書いてあるけど、あまりピンとこない通りの名前です。(私には)
その通りをちょっと入ると
すごくレトロな歯医者さんがあります。
亀田歯科医院。
そこをまた少し歩くと、
レンガで出来た隙間があります。
そして、続く細い路地。
入ると、「史跡 おしどり塚」の石碑が。
石塀沿いに、路地があるので進みます。
(石塀の向こうは、蔵とかではなく、契約駐車場の壁です)
すると、公園に出ました。
ゴツい岩にまた「史跡 おしどり塚」の文字。
説明の看板が立ってました。
鎌倉時代のころ、
この付近を流れていた求食川(あさりがわ)で
猟師が1羽のオスのおしどりを射とめ、
その首を切り、体だけを持ち帰りました。
翌日、同じ場所でうずくまっているメスのおしどりを射ると、
その翼の下には昨日のおしどりの首が
しっかりと抱きかかえられていたそうです。
猟師はその愛情に深く心を打たれ、今までの殺生を悔い
ここに石塔を建てて供養したそうな・・・
仲の良い夫婦をオシドリに例えて、「おしどり夫婦」とよくいいますが、
オシドリが“仲良く寄り添って”暮らしているのは、
「繁殖期だけ」だそうな・・
メスが産卵し、卵を温めている時は、外敵から守るために
オスはずっとメスのそばにいるようなのですが、
ヒナがふ化すると、
オスは新たなメスを見つけにどっか行っちゃうらしい・・ヽ(;´ω`)ノ
ということで、
「おしどり塚」の言い伝えを“おしどり夫婦”のちゃんとした由来に
してもいいんじゃないかと思うのは、
宇都宮市民のワタクシだけでしょうかね・・f^_^;
隣の「児島強介誕生の地」って石碑も気になりますがね。
こちらは幕末の尊攘運動家の方だそうです。
○おしどり塚公園
栃木県宇都宮市一番町1