宇都宮市(名所・旧跡・社寺仏閣)

第379回 おしどり夫婦の新(真)由来 の巻


宇都宮市街、宇商通りを大通りから南へ行くと

「今小路通り」という名前に変わります。

・・・地図にそう書いてあるけど、あまりピンとこない通りの名前です。(私には)

その通りをちょっと入ると

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 歯医者

すごくレトロな歯医者さんがあります。

亀田歯科医院。

そこをまた少し歩くと、

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 おしどり塚

レンガで出来た隙間があります。

そして、続く細い路地。

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 おしどり塚

入ると、「史跡 おしどり塚」の石碑が。

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 おしどり塚

石塀沿いに、路地があるので進みます。

(石塀の向こうは、蔵とかではなく、契約駐車場の壁です)

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 おしどり塚

すると、公園に出ました。

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 おしどり塚

ゴツい岩にまた「史跡 おしどり塚」の文字。

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 おしどり塚

説明の看板が立ってました。

鎌倉時代のころ、
この付近を流れていた求食川(あさりがわ)で
猟師が1羽のオスのおしどりを射とめ、
その首を切り、体だけを持ち帰りました。

翌日、同じ場所でうずくまっているメスのおしどりを射ると、
その翼の下には昨日のおしどりの首が
しっかりと抱きかかえられていたそうです。

猟師はその愛情に深く心を打たれ、今までの殺生を悔い
ここに石塔を建てて供養したそうな・・・

仲の良い夫婦をオシドリに例えて、「おしどり夫婦」とよくいいますが、

オシドリが“仲良く寄り添って”暮らしているのは、
「繁殖期だけ」だそうな・・

メスが産卵し、卵を温めている時は、外敵から守るために
オスはずっとメスのそばにいるようなのですが、
ヒナがふ化すると、
オスは新たなメスを見つけにどっか行っちゃうらしい・・ヽ(;´ω`)ノ

ということで、

「おしどり塚」の言い伝えを“おしどり夫婦”のちゃんとした由来
してもいいんじゃないかと思うのは、

宇都宮市民のワタクシだけでしょうかね・・f^_^;

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 おしどり塚

隣の「児島強介誕生の地」って石碑も気になりますがね。

こちらは幕末の尊攘運動家の方だそうです。

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 おしどり塚

縁結びスポットラブラブとして、もっとアピールしても良さそうな公園です。

○おしどり塚公園
栃木県宇都宮市一番町1