先日の「日光マルシェ」の記事
(参照:第415回 日光マルシェでまちなか散策 の巻 )
から、だいぶ間が開いてしまいましたが、
今回の日光探訪の中で一番の収穫といってもいいのが、
コチラの建物でした。
「日光物産商会」さんです。
神橋のほんの手前にある、その名の通りおみやげ屋さんです。
が、すごいのはこのおみやげ屋さん
創業が明治後期で昔からやってる歴史の古~いおみやげ屋さんで
明治38年に建築されたというこの建物は
登録有形文化財にも指定されています。
もともとは日光金谷ホテルの経営で
日光彫や木工品の製造販売を行っていたようですが、
途中から別会社になり、おみやげ専門店として現在に至るようです。
1階の一部に金谷ホテルベーカリーがあるのはその名残でしょうか。
2階は、カフェレストランになっています。
その2階も、今回食事はしなかったのですが、
「見学のみでもOK」とのことで、入らせていただきました。
階段前にあったのが、
古いレジスター。
昭和50年代まで現役だったようです。
階段途中にいらっしゃったのが、謎の西洋人・・・!(´Д`;)
トルコっぽい帽子かぶってますが、どこの国の方でしょうか。
2階は「カフェレストラン匠」
大きな窓は、ゆがんでいる昔ながらの板ガラス。
レトロな雰囲気を醸してます。
そして、なんといっても感動してしまったのが、
天井や柱、欄間に施されている彫刻です。
日光東照宮にあるような、極彩色彫刻が至る所に施されています。
昔、日光観光に来た外国人客が大勢訪れたようですが、
なんか納得です。
尾長鶏の彫刻と古時計。
奥は、団体客用の菊の間。
天井には菊の彫刻です。
日光の明治の様子が描かれた絵もありました。
あやめの間には、あやめの彫刻。
この和洋折衷の感じ、なんともたまりません。
そして、驚くべき発見は、1階のほんの片隅に
「ミニ歴史コーナー」というものが存在していたことです。
おみやげコーナーの奥にひっそり、民俗資料館が存在していたなんて!!
(ああこういうの大好物)
昔の物産商会の写真や絵葉書。
団体客用に使っていたと思われる、名札入れ。
菊、薔薇、あやめの彫刻が素敵です。
(奥にしまわれてるのがもったいない!)
これは店頭でもあったんでしょうか。木馬の電動遊具。
そして、なぜか奥に
(°Д°;≡°Д°;)ハウ~
いや~、お宝いっぱいのおみやげ屋さんでございました。
時間がなくてかけ足でしたが、もっとゆっくり見学したかったな~。
今度は是非2階のカフェでお茶したいなと思いました。
○日光物産商会
http://www.bussanshokai.com/index.shtml
栃木県日光市上鉢石1024