【宇都宮の七水シリーズ→序 (1) (2)】
宇都宮に江戸時代から
伝わるという「七水」
「亀井の水」「明神の井」「天女水」ときて、
のこる七水はあと4つ!
順調、順調♪
まあそう順調といっても、
手がかりが分かっている場所は残り1つ・・ヽ(;´ω`)ノ
その1つが
「滝の井」・・・滝尾神社
でした。
そもそも滝尾神社って、日光とか今市じゃなかったっけ?
宇都宮にあったっけ?
ネットで検索しても・・出てこない。(;´Д`)ノ
はやくも行き詰まりか?!
と、そんな時!!
職場のSさんが、宇都宮図書館で2冊の本を借りてきてくださいました。
それが
「宇都宮郷土史(再編復刻版)」(1996・徳田浩淳著)と
「宇都宮城物語」(2007・福田三男著)
です。
そこには場所すら分からなかった
残り3つの井の手がかりも載っていました。
Sさん、ありがたや~!!
そして、今回の「滝の井」の手がかりも。
「宇都宮郷土史(再編復刻版)」には、西原の滝の権現の傍らにある
そして
「宇都宮城物語」には滝谷町
と書いてありました。
滝谷町?
そんなとこに神社なんてあったっけなぁ・・
半信半疑でとりあえず滝谷町交差点に行ってみることに。
そしたら、ありました!
こんなところに神社が!
「村社滝尾神社」
滝谷町交差点なんて、何度も通ってるのに
こんなところに神社があったとは・・
お前の目は節穴か。
ここには「滝の権現」の看板が。
この白い看板を読んでみよう。
~奥の池に湧く水が、宇都宮七水の一つとされている。
やはり!ここで間違いない。
あった~これが、滝の井?
でもここも濁ってて七水の面影は微塵もなく・・(´・ω・`)
これ本当に湧いてるのかしら・・
石碑も建っていました。
日光滝尾神社の分霊うんぬん~と書いてあるので、
やはり日光の滝尾神社と関係があるのですね。
で、「滝の井」についてはこんな記述が、
稲鳴の井(滝の水)
昔は境内に楕円形の池ありて清泉湧出づる時
泡を吹く様は恰も馬の嘶く如き観を呈したると以て
稲鳴の井と呼んだ
・・・うんぬん
別名は「いななきの井」とも言うんですね。
もともとはかなりの広さの湧き水の池がここにはあったらしいのですが、
栃木街道の拡張のため、池は埋め立てられてしまったようです。
だからこの今ある池は、
湧いてもいなく、ただ形だけのもののようですね。
○滝の井(滝尾神社)
栃木県宇都宮市滝谷町交差点近く
(4)につづく