【宇都宮の七水シリーズ→最初から読む】
宇都宮の七水のひとつ「亀井の水」
発見後、残りの六水探しに
奔走する(ネットで)ひばらさん。
とりあえず場所を特定できた3つから
探してみることに・・
はてさて、どうなることやら。
「明神の井」
それは二荒山神社にあるという・・
ということで来てみました。
宇都宮の中心部にある二荒山神社。
現在「二荒さん」の愛称で親しまれているこの神社は、
古くは「宇都宮大明神」といってと呼ばれ尊ばれており、
「明神(みょうじん)さま」とも呼ばれていたらしい。
「明神の井」という名称はそこから来ているようですね。
そんな「井」なんてあったかな?
参拝者が手を洗う手水舎のことを
いってるんではないだろうし・・
としばらく境内をウロウロしていると・・
発見しました!
本殿の向かって左となりに、お稲荷さんがあるんですが
その稲荷神社の鳥居と蔵にはさまれて
井戸があるではありませんか。
まぎれもなく井戸だ!
でも、落下防止のため(?)フタは閉じられておりました。
しかも、案内板までバッチリ立ってるじゃないですか。
ありゃ~、今まで気づきませんでした(^^ゞ
冒頭
宇都宮は、地形の関係で湧き水が多く、江戸時代の人々は、
主な湧き水を七つ選んで「七水」、これとあわせて
「七木」「八河原」などを選んで、名所としました。
とあります。
現在の街の様子からはあまり想像もつきませんが、
昔の宇都宮の中心部は
河原や沼・池がいっぱいあった湿地帯だったそうで、
「池辺郷 (いけのべごう)」なんて呼ばれていたそうです。
そして、また登場した新たなワード
「七木」?!「八河原」??!!
そんな名所聞いたことないし~・・!(´Д`;)
パッと浮かぶのは大イチョウとか大ケヤキとかだけど・・
八河原?そんな河原あったっけ??
調べれば調べるほど、謎の名所が増えていきますね。(@_@)
(これはおいおい判明するので、置いといて・・・)
もっと詳しい案内板もありました。
明治天皇がここの井戸水をくんで湯茶を献ったという歴史もあるらしい。
また、ここの水は御神水で霊水でありますので、
使うと書道が上達するという言い伝えがある・・だって。
あら、これは書道やってる方、みんな使わないと損ですよ!
井戸の隣には、龍神さんがおられました。
あれ?でも口から水出てない・・
蛇口ひねったら出たーーー!
節水システムな「明神の井」さんでした。
ちなみにここの水は、七水の中でも“随一”のいい水のようで、
ご自由にお持ちくださいということですが、
飲む場合は念のため、煮沸をしたほうがいいみたいです。
この日は何も持って来ず、持ち帰らなかったので、
持って帰ってこようかな~と後日また訪れたところ・・
事件が!
なんと、断水!∑(゚Д゚)
このご時世、節電ですか?!
ま、まさか●シウムとか出ちゃいましたか?!・°・(ノД`)・°・
と思い、社務所の方に聞いてみたところ
単なる「ポンプの故障」だそうです。(^^ゞ
復旧は未定とのことですが、
まあひと安心でした。
ということで、今は行っても出てませんので、あしからず。
【11.8.8追記】
現在は復旧しているそうです。
(サルビアさん情報ありがとうございました。)
○明神の井(二荒山神社)
栃木県宇都宮市木県宇都宮市馬場通り1-1-1
TEL.028-622-5271
(2)につづく