街の中に、提灯が掲げられると
「お祭りかな?」とわくわくしてしまいますよねぇ。
宇都宮の天王祭を見に来てみました。
宇都宮のお祭りといえば「宮まつり」を連想する方も多いと思いますが、
こちらの天王祭は、二荒山神社の神事。もう歴史が断然違います。
宇都宮の祭り!といえば、まずは「天王祭」なのです。
(と地元の方が言ってました)
お祭り自体は7/15~20ですが、
見どころとなるのは、土曜日に行われる親子みこし対面です。
実は3年前ご縁があり、
曲師町のおみこしを担がせていただいたことがあるのです。(^^ゞ
↑覚えてる読者の方は、かなり昔からの読者さんですねー。
(その時記事→第19回 宇都宮の天王祭!! の巻)
ですが今回は、ギャラリーとして参加させていただきました。
せっかくなので、土曜日に行われる
「親子みこし対面神事」の流れをざっくり説明します。
市長や二荒山神社宮司さんの挨拶を始め、開会の儀が始まります。
天狗様もスタンバイOK。
この高い下駄で歩くの、大変そうですね。
その後、コチラのルートで、二荒山神社までおみこしを担ぎます。
お囃子を載せたトラックを先頭に、
宇都宮城から出発です。
宇都宮市役所前を曲がり、シンボルロードへ。
ここで右折、
オリオン通りに入っていきます。
お囃子が屋内に響きわたります。
オリオン通りを抜け、バンバ通りに到着。
ここで、待っておられるのが
パルコ前の下之宮に鎮座する“親みこし”
ここに各自治体が担いでくる“子みこし”が到着。
“親みこし”にご挨拶をします。
これが“親子みこし対面”です。
「かあさん!!」 「マルコ!!」のやりとり後(笑)
二荒山神社前の広場に到着。
ここが一番すごいギャラリーです。
そしてここから、メインイベント。
これが、なぜか分かりませんが(←爆)
タイムレースとなっており、毎年白熱したレースになるのです。
うおおお~~~~!!
わーーーー!!
自治体によって、
歌を歌って気合いを入れたり、エイエイオー!だったり・・
なぜか階段下には“司会のお姉さん”もいて、
「今年の調子はどうですかー!?」とか、
「がんばって行ってみましょ~!」
とかお祭りを盛り上げていました。
(3年前、こんな演出あったっけなぁ・・?)
階段の上から見守る巫女さんたち。
準備が整うと、赤い旗をふって下に知らせます。
手にはしっかり、↑ストップウォッチが。
巫女さんたちが記録を取っているのです。
上から見ると、また違った迫力があります。
ゴールに近づくと、巫女さんたちが
「下がってくださ~い!」と周囲に注意を促します。
そして、おみこしは境内へと入っていくのですが、
境内に入る前の門の柱がちょっと低いのです。
おみこしのてっぺんがぶつからないよう
「(みこしを)下げろー!下げろーー!!」
と男たちの怒号がまた、かっこいいです。
昨年も一番だった、中河原一丁目のおみこしが上がってきました。
さすがに早い!!
たぶん今年も一番早いタイムだったと思います。(16秒代ぐらいだったかな…)
タイムが発表されると、下からも歓声が。
少数精鋭がコツなのかな?
そして、いよいよ最後のおみこしがやってきました。
バンバのおみこしです。
他のおみこしと違って、太鼓が載っている「太鼓御輿」です。
大きさも、一番大きく、担いでいる人数が違います。
バンバひろばに入ってくると、最高の盛り上がりに。
ひときわ大きいバンバみこしは、ゆっくりと階段を上っていきました。
叩き手も載ったままなんですね。
これでおしまい~です。
その後、各おみこしは会所に帰って慰労会(笑)です。
けっこう宇都宮市の中心市街地のディープなお祭りなので、
県外からの観光客がわんさか、のようなお祭りではありません。
宇都宮市民の方でも「見たことない」という方が多いんです。
地元のための、地元のお祭り。
こういうの、好きです。
○天王祭(7月15~20日)
宇都宮二荒山神社
栃木県宇都宮市馬場通り1-1-1