宇都宮市(イベント・祭)

第445回 宇都宮の天王祭! の巻

街の中に、提灯が掲げられると
「お祭りかな?」とわくわくしてしまいますよねぇ。

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 天王祭

宇都宮の天王祭を見に来てみました。

宇都宮のお祭りといえば「宮まつり」を連想する方も多いと思いますが、
こちらの天王祭は、二荒山神社の神事。もう歴史が断然違います。

宇都宮の祭り!といえば、まずは「天王祭」なのです。
(と地元の方が言ってました)


お祭り自体は7/15~20ですが、
見どころとなるのは、土曜日に行われる親子みこし対面です。


実は3年前ご縁があり、
曲師町のおみこしを担がせていただいたことがあるのです。(^^ゞ

天王祭

↑覚えてる読者の方は、かなり昔からの読者さんですねー。
(その時記事→第19回 宇都宮の天王祭!! の巻

ですが今回は、ギャラリーとして参加させていただきました。


せっかくなので、土曜日に行われる
「親子みこし対面神事」の流れをざっくり説明します。


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 天王祭
まずは各自治体のおみこしが、宇都宮城趾公園に、一同集結。
ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 天王祭

市長や二荒山神社宮司さんの挨拶を始め、開会の儀が始まります。


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 天王祭

天狗様もスタンバイOK。

この高い下駄で歩くの、大変そうですね。


その後、コチラのルートで、二荒山神社までおみこしを担ぎます。



ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 天王祭


お囃子を載せたトラックを先頭に、


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 天王祭

宇都宮城から出発です。


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 天王祭

宇都宮市役所前を曲がり、シンボルロードへ。


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 天王祭

ここで右折、


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 天王祭

オリオン通りに入っていきます。
お囃子が屋内に響きわたります。

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 天王祭

オリオン通りを抜け、バンバ通りに到着。

ここで、待っておられるのが

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 天王祭

パルコ前の下之宮に鎮座する“親みこし”


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 天王祭


ここに各自治体が担いでくる“子みこし”が到着。
“親みこし”にご挨拶をします。

これが“親子みこし対面”です。


「かあさん!!」 「マルコ!!」のやりとり後(笑)


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 天王祭

二荒山神社前の広場に到着。
ここが一番すごいギャラリーです。

そしてここから、メインイベント。

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 天王祭ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 天王祭
合図と同時におみこしが一気に石段を駆け上がるのです。

これが、なぜか分かりませんが(←爆)

タイムレースとなっており、毎年白熱したレースになるのです。
ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 天王祭

うおおお~~~~!!



ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 天王祭


わーーーー!!



ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 天王祭

自治体によって、
歌を歌って気合いを入れたり、エイエイオー!だったり・・

なぜか階段下には“司会のお姉さん”もいて、

「今年の調子はどうですかー!?」とか、
「がんばって行ってみましょ~!」

とかお祭りを盛り上げていました。
(3年前、こんな演出あったっけなぁ・・?)


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 天王祭

階段の上から見守る巫女さんたち。
準備が整うと、赤い旗をふって下に知らせます。


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 天王祭

手にはしっかり、↑ストップウォッチが。

巫女さんたちが記録を取っているのです。


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 天王祭

上から見ると、また違った迫力があります。

ゴールに近づくと、巫女さんたちが
「下がってくださ~い!」と周囲に注意を促します。


そして、おみこしは境内へと入っていくのですが、
境内に入る前の門の柱がちょっと低いのです。

おみこしのてっぺんがぶつからないよう

「(みこしを)下げろー!下げろーー!!」

と男たちの怒号がまた、かっこいいです。



ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 天王祭

昨年も一番だった、中河原一丁目のおみこしが上がってきました。

さすがに早い!!
たぶん今年も一番早いタイムだったと思います。(16秒代ぐらいだったかな…)

タイムが発表されると、下からも歓声が。
少数精鋭がコツなのかな?


そして、いよいよ最後のおみこしがやってきました。

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 天王祭

バンバのおみこしです。

他のおみこしと違って、太鼓が載っている「太鼓御輿」です。
大きさも、一番大きく、担いでいる人数が違います。


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 天王祭

バンバひろばに入ってくると、最高の盛り上がりに。


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 天王祭

ひときわ大きいバンバみこしは、ゆっくりと階段を上っていきました。

叩き手も載ったままなんですね。




ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 天王祭
無事境内に入り、本殿に参拝。


これでおしまい~です。
その後、各おみこしは会所に帰って慰労会(笑)です。




けっこう宇都宮市の中心市街地のディープなお祭りなので、
県外からの観光客がわんさか、のようなお祭りではありません。
宇都宮市民の方でも「見たことない」という方が多いんです。


地元のための、地元のお祭り。


こういうの、好きです。






○天王祭(7月15~20日)
宇都宮二荒山神社
栃木県宇都宮市馬場通り1-1-1