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気仙沼旅行(2日目・気仙沼編) よりつづき。
3日目の朝。
なんだか早くに目が覚めてしまい、
せっかくなので朝風呂に入ろう!と思い立ち、
娘を夫に頼み(←結局どっちも寝てたけど)、
1人で朝風呂に入ってきました。
露天風呂に入るとちょうどご来光の時間。
そういえば、ホテルのロビーにもご来光の時間が書いてあったな~と思い、
部屋に戻って写真を撮ってみました。

気仙沼港に上る朝日。
なんだかとっても清々しい。
梅雨の時期に行ったのに、この日はとてもいい天気(むしろ夏日)でした。
3日間ともおおむね晴れで、
ほんと天気に恵まれた旅行でしたで本当に良かったです。
ホテルで朝食を食べていると、
昨日おじゃました糸のこやさんが、素敵なおみやげ持ってきてくれました。

箱を開けたら、なんと、なわとびを飛ぶからくり人形のBくん!!
朴訥な表情がなんとも・・( ̄▽ ̄)
素敵な作品が気仙沼から栃木にお嫁入り、ならぬ「婿入り」。
ありがとうございました。大切にしますね~。
さて、この日も気仙沼観光。

この日も気仙沼おじさんと合流し、目的地は大島です。
実は大島には小学生の頃、
家族旅行で気仙沼ちゃんの宿に泊まったことがあります。
今回の気仙沼旅行を決めたのも、それが1つの理由かもしれません。
気仙沼おじさんが何から何まで手配してくれていて、
(本当に感謝です)
予約してくれていた便に、車とともにカーフェリーで渡りました。

フェリー乗り場は、まだまだ仮設状態。

フェリー乗り場の近くに、
「蒼天伝」という銘柄の日本酒の酒蔵・男山本店の建物が見えました。
国の有形文化財で本当は3階建てだったそうですが、
3階の装飾部分を残して、1~2階は津波で流されてしまったそうです。

フェリーで渡る車は観光というよりか、
工事の車がいっぱいといった感じ。
なんでも大島から本土に結ぶ橋を作っているとか。

そんな中、観光客まるだしですいません・・。
待合所にえびせんが売ってるじゃないか(ちゃっかり購入)。

さっそくデッキでカモメを待ち伏せ。

赤い袋に敏感に反応するカモメたち。
これがやりたかった。
私も昔来た時、やった記憶があります。

↑当時のお宝写真がコレ(ワタクシです)
ああ、小学校の頃はまだメガネしてなかったな~
おまけに髪も長いし・・。

静かな魚市場。
普段ならたくさんの船が水揚げ作業をやっているみたいですが、
この日は市場のお休みの日でした。

震災の被害で思い出されるのが、気仙沼の火災です。
市内の石油タンクが海に流され、
重油が気仙沼湾に流れ込んで引火してしまったのだとか。
大島が燃えている映像を当時見た記憶があります。
島の岸壁にはまだ火災の跡が生々しく残っている場所もありました。

25分ほどで大島の浦の浜港に到着。

大島のキャラクターは「島おとめ」の木春(こはる)ちゃんと、柚花(ゆずは)ちゃん。
気仙沼大島の名物は、椿とユズらしい。
頭に乗ってるカモメが真顔なのがカワイイ。

次の便に乗るまでの短い時間でしたが、軽く大島内をドライブしました。

着いたのは、大島を見渡せる亀山。
下の看板を「山頂まぐろ」と読んでしまいました。
え?こんな山の上にもまぐろが?!
と思ってよく見たら「山頂まで3分」でした・・(^▽^;)
昨日マグロを食べたせいでしょうか。
以前はさきほどの浦の浜港から、
この亀山頂上まで上がれるリフトがあったそうですが、
被災してから運行はしていないそうです。

車で登れるので。3分の登山で山頂に到着。
大島を一望、天気もよくてとっても眺めがよかったです。

北側に見えるのは、唐桑半島。
そこまで気仙沼市、その向こうは岩手県陸前高田市です。
宮城県の最北東端の街なんですね、
気仙沼は!(どうりで遠いわけだわ←気づくの遅っ)

亀山から眺める気仙沼市内。
土の見えるところは、復興工事をしているところ。
かなり大規模なことが分かります。
ここには初めて来たと思っていましたが、
父に聞いたところ、昔、民宿のナイトツアーでここに夜景を見に来たそうです。
(・・覚えていない、小学生だったからな・・)
新しく胸に刻みました。

山頂にある神社にお参りしました。
大島の火災はこの神社の手前まで火の手が来たそうです。
木には火の跡も・・
鳥居はなくなったままでした。

おみくじがあったので、引いてみると出たのが「半吉」・・?!
半吉とは??(@Д@;
吉の半分・・?
調べたら、吉と小吉の間にあるのが半吉だとか。
まあまあ普通って感じでしょうか。
小ドライブから帰還し、本土に。
帰りもカモメをタワムレました。
また来てね~とばかりに、たくさん付いてくるカモメたち。

その目は「私はえびせんの逃さない」とでも言っているようです。
このカモメ、何度もターンしてフェリーについてきてくれました。
(もはや職人芸)

気仙沼おじさんが道すがら、震災の跡をいろいろ案内してくれました。




魚の加工所がたくさんあった場所。
津波の爪痕が残る橋。
新しく建築中の建造物。
4階まで津波が襲った旧気仙沼向洋高校の校舎は
震災遺構として残すらしいです。
沿岸は、かさ上げ工事をしているので
今後この辺りもどんどん景色が変わっていくのでしょうか。

気仙沼線の跡。
今はここがバス専用線となり、BRTのバスが通っているらしいです。

案内してもらったら、見たことのある風景が待ってました。
「復興の龍」と呼ばれている松の木です。
夕暮れ時にはシルエットがまさに龍に見えるそう。

こちらは岩井崎(いわいざき)と景勝地。
「三陸復興国立公園」というのは、
青森県~宮城県の三陸海岸一帯を占める国立公園で、
元は陸中海岸国立公園だったのが、震災を受けこの名称に改めたそうです。

波により浸食された岩の隙間に海水が入って、
ときおりプファーー!と波が立ちます。
潮吹岩(しおふきいわ)というそうです。
気仙沼港があまりにおだやかなので、
波らしい波をここにきてやっと見ることができました。
やっぱり海は広いな大きいな。

ここはすごく風が強い場所だそうで、凧を揚げている人がいました。
いい風を受けて、すご~く高いところまで飛んでました。

この辺りには民宿がたくさん立ち並んでいたそうですが、
その風景も津波で一変してしまったみたいです。

塩づくり体験館があったので寄ってみることに。

もともとは途絶えてしまった気仙沼の塩づくりですが、
近年塩づくりを復活させたそう。
でもその塩づくり名人の方が震災で亡くなってしまい、
今ではその方の意思を継いで、
市の階上観光協会の方々が塩づくりを継承しているみたいです。
ここでは塩づくり体験もできますが、ちょっと時間がなかったので

塩味を感じるサイダー、
ここで採れた塩が入っているらしい。
お昼は最初に行った内湾地区の南町紫市場に戻り、
「あさひ鮨」さんでお寿司を食べました。
極上のお寿司を気仙沼旅行の〆にペロリ。
うにが激ウマでした。
あさい鮨さんでは、昔マギー審司さんがバイトをしていたんだとか。
それもあってか店内には
ほんとにたくさんのサインがいっぱい飾ってありました。
またいつか行きたいな~という余韻を残しつつ、
楽しかった気仙沼ともお別れ。
なにより、気仙沼で会った人たちは
みんないい人で素敵な人ばかり。
観光地の思い出ももちろんですが、
いろんな人とお話できたのが、一番の思い出となりました。
そして、お世話になりっぱなしの気仙沼おじさん。
本当にありがとうございました。
車の長距離運転はなかなかに疲れましたが、
とっても楽しい2泊3日でございました。
最後におまけ☆
帰りは東北道で帰ったのですが、
気仙沼から最寄りだったICをナビで調べると、
宮城県栗原市・・・あれ?この町って・・
ワタクシの大好きな、あの有名脚本家さんの出身地じゃないですか!!
∑(゚Д゚)
ということで、ご実家のお店に立ち寄ってしまいました。
お母様、突然の訪問にも関わらず、
ご対応ありがとうございました。
・・ミーハーですいません。
長々とご拝読ありがとうございました。

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