那珂川町

第1338回 那珂川町でコーヒーの摘み取り体験してきた

那珂川町で栽培しているというコーヒーの「摘み取り体験」があるというので、

今回参加してきました。

 

那珂川町でコーヒーを栽培しているらしいぞ

 

という情報は、

何年か前からコーヒー好きコーヒーの間にはウワサ(?)になっていたんですが、

いまだにそんなに出回っているものでもないので、

いつ、どのようなカタチで飲めるのかは、ずっと気になっていたのです。

 

 

今回の摘み取り体験は、

那珂川町のマンゴー屋「なかよしマンゴー」さんの協力のもと、

那須烏山市の「珈琲工房 みつばちの里」さんの主催で、

この度の機会となりました。

 

 

一体どんな場所で、コーヒーを栽培しているんだろう?と思いながら、

案内されたのは、なんと廃校になった中学校でした。

 



 

中学校の校舎はそのままだけど、

校庭は製材加工工場になっててかっこいい。

奥は発電所になっているらしくメカメカしている。

 

なにここ、地球防衛組みたい(←ライジンオー世代)。

 



 

こちらの施設の正体は、県北木材協同組合の那珂川工場。

この敷地内にあるハウスで、コーヒーを作っているそうです。

 

そもそも、「なかよしマンゴー」さんの母体は材木店。

 

この施設では木を製材する行程で出る廃材や間伐材を使って、

施設内でバイオマス発電を行っているそうです。(詳しくはこちら

 

そのボイラーの廃熱を利用して温かいハウスを作って、

そこでマンゴーやコーヒーを栽培するようになったということらしい。

 

ほほ〜〜!

 

いざハウスの中に入ると・・

 



 

うわ〜、本当にコーヒーが実ってる。

ハウスの中なので温かい。

 



 

すごいなー。赤い実が完熟だそうです。

 

 



 

今回は、コーヒーチェリーの摘み取りと種出し、

そして以前収穫して乾燥させておいた豆の脱穀作業を体験させてもらいました。

 

コーヒー豆のもとになるのはコーヒーチェリーという実。

 

この実の皮を向き、種のほうを発酵、乾燥、脱穀して

やっとコーヒーの生豆となり、それを焙煎すると、

よく見慣れたあの茶色い「コーヒー豆」に。

さらにそれをドリップすると、一杯のコーヒーが飲めるわけですね〜。

 

コーヒーってすごい長い工程を経てから、飲めるわけです。

 

コーヒーチェリーの実から採れる生豆になるまでは、

1/10ぐらいの量になってしまうらしい・・。

 

日本酒でいう大吟醸みたいだね。

 

 

収穫の説明を聞いた後、いざ収穫。

 



 

赤い完熟した実を収穫しました。

 

もくもくと収穫する娘。

 



 

奥や、下のほうにもけっこう完熟した実が隠れてました。

 

いや〜、これは大変。

 

収穫作業を体験するだけでも、コーヒーが飲めるまで

どれだけの労力がかかっているかが身に沁みてわかりますね。

 

 

 



これが那珂川町産のコーヒーか〜。

 

国内でもすごく珍しい国産コーヒー。

 

まだまだ収穫量が少なく市場には出回らないそうですが、

ゆくゆくは拡大していく予定みたいです。

 

 



 

途中にアイスコーヒーブレイクもありました。

「珈琲工房 みつばちの里」さんの特製アイスコーヒーをいただきました。

 

これがこう、なるんでさ〜ね〜(しみじみ)。

 

 



 

1時間ぐらい収穫して、これだけ取れました。

 

 



 

写真でよくやるやつ。

 

赤いどんぐりみたいな感じです。

2人合わせて1.9キロぐらい収穫しました。

 

 

コーヒーチェリーの汚れを水洗いしたら、

次は「種出し」の作業を行いました。

 



 

赤い皮を押し出すと、ピュッと種子が出てきます。

種子は2つ、もしくは3つ対になっていて、その一粒がコーヒー豆なんですね。

 



 

「試食してみてもいいですよ」というので、

試しに1つ口にしてました。

 

コーヒーチェリーは、植物っぽい甘さを感じましたが、

ほとんど種で、果実部分がほぼありませんでした。

 

なんでこの実を出して、発酵させて、焙煎して、

飲んだらおいしいって気づいたんだろう??

 

火事になって、たまたま落ちている豆を食べたら美味しかったとか、

コーヒーの実を食べているヤギが元気になったとか、

イスラム教の僧侶の眠気ざましの妙薬だったとか、

コーヒーの起源は諸説あるみたいです。

 

 



 

もくもくと作業する子どもたち。

 

たまたま取材に来てた地元のケーブルテレビの方に

 

「コーヒーは好き?」と聞かれ、

「嫌い〜。苦いから〜」と答えていたのが、なんかおもしろかった。^^;

 

 



 

ぬるぬるしているけど、その形はすでにコーヒー豆ですね。

 

剥いた後の赤い皮は「カスカラ」といって、

乾燥させると、コーヒーチェリーティーが飲めるらしいのでもらって帰りました。

 

 



 

次に、この豆を天日干しで乾燥させるのですが、

それには何日間か、かかかるので、

すでに乾燥してある豆をむく作業を体験しました。

 



 

乾燥した種子。

こっからさらに、パーチメント(内果皮)を剥く、

脱穀という工程があります。

 

これがまためんどくさい工程!

 



 

乾燥しているので、パキッと向けるのですが、

なかなかキレイに剥くのが難しい。

 

大きい農業だと脱穀機などはあるそうなんですが、

まだ収穫量が微量のため、こちらも手作業。

 

ますます、コーヒーを飲めるありがたさが身に沁みますね。

 



 

やっと出てきた生豆。

 

これを焙煎して、ドリップすればやっとコーヒーが飲めるわけですが、

今回の作業はここまで。

 

 

「珈琲工房 みつばちの里」さんで焙煎したもの飲める段階になったら、

体験の特典として、「那珂川産のコーヒーを購入できる権利」をいただきましたので、

後日ですが、那珂川産コーヒーを飲める日が来る・・予定です。^^;

 

 

またそれもレポートできればと思います。

どんな味かな?楽しみ〜。

 

 

 



 

もう1つ、体験特典?で「なかよしマンゴー」さんから

マンゴーを使った特製のフルーツソースもいただいちゃいました。

 

ウスターソースなので、やきそばや串揚げなどに合うそうです。

体験だけでも貴重なのに、お土産まで・・

本当にありがとうございました!

 

 

また、みつばちの里さんでは

コーヒーチェリーの摘み取り体験が、今後もまた予定されているようです。

 



 

次回は3月20日に体験が予定されているそうなので、

気になった方はぜひ参加してみてください。

 

 

 

「人気ブログランキング」参加中。

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪

アメブロやFacebook、Twitterからの「いいね!」など、

コメントやメッセージくれたりするのも更新の糧になっております。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

【関連記事】
 
 
 

 

関連記事