宇都宮市(名所・旧跡・社寺仏閣)

第535回 蓬萊大黒通りブラブラ の巻(下)

(中)からひきつづき「蓬萊大黒通り」を


足跡足跡足跡足跡足跡足跡  ひばらさんの栃木探訪-ブラヒバラ

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 蓬萊大黒通り


一向寺をあとにし、蓬萊大黒通りも中ほどに来ると、
あったのが「大黒町」の案内板。

あ、ここの由来も蓬莱町と同じだ。

「古くから三面大黒天が祀られていたので、大黒町と呼ばれるようになり・・」

だって。



「三面大黒天」??

またどっかにあるのだろうか、大黒さま。


などと歩いていると、また道沿いに神社その2を発見。

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 蓬萊大黒通り

先ほど寄った菅原神社と同じ銀色鳥居。



ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 蓬萊大黒通り


・・・・( ̄ー ̄;


まったくノーヒントすぎる!!



案内板もなし。

覗いてみたけど、大黒らしきものも見えず・・・ここじゃないのか。


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 蓬萊大黒通り


おい、教えてくれ! うさぎとカメよ!!




ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 蓬萊大黒通り

案内板はないけど、ここで休憩でも?

というようなキノコいす&テーブルもあったり・・。



で、後日「三面大黒天」の居場所について
いろいろ調べてみたのですが、結局どこにあるかは謎でした。

でもこちらの神社の名前は判明。
「神明宮(しんめいぐう)」という神社でした。

宇都宮城の四方固めの鎮守として西側に建てられた社だそうです。




さっきから社寺仏閣も多いな~と思っていたのですが、

もう1つ気になっていたもの。


それが、「産婦人科」


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 蓬萊大黒通り


この通り、というかこの近辺エリア一帯って

「産婦人科」がすごい多い!のです。



なぜ?  ( ̄_ ̄ i)


調べてみたらこんなにありました。

より大きな地図で 蓬萊大黒通り付近の産婦人科 を表示


場所によっては廃院しているところもあるんですが、
なぜだかこのあたりに、
産婦人科(婦人科も含む)が密集している気がします。


って、自分が産婦人だから気になるだけかな?





ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 蓬萊大黒通り

またしばらく歩くと、案内板がありました。
このあたりの旧町名は「歌橋町」


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 蓬萊大黒通り

昔、このあたりに住んでいた人が歌を詠み、
その歌が万葉集に載ったという伝説から、この町名が起こったとか・・

って、なんだその伝説!
(笑)


すごい由来ですね。(;^_^A<b
r>
伝説なので、本当に載ったのかどうかすら
よく分からんですね・・。



ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 蓬萊大黒通り


ここら辺に「歌の湯」という銭湯があり、
この地名からとったという文献があったのですが、

歌の湯は見つけることができませんでした。
閉めちゃったのかな?


バクさんの言っていた“銭湯”とか、
ケン坊さんの言ってた“大きい煙突”は
「歌の湯」さんだったのかもしれませんね。


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 蓬萊大黒通り
また鳥居発見。大きく「不動尊」と書いてある。


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 蓬萊大黒通り


ええと、こちらは案内板がありました。 「熱木不動尊」

熱木は、「ねぎ」と読むそうです。
ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 蓬萊大黒通り

ふーん、なかなか歴史あるようだ。

不動明王が祀ってあるらしい。

多気不動尊(参照:第229回 タゲさん の巻)にある
不動明王像と兄弟像らしいです。




ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 蓬萊大黒通り


中を覗きましたが、不動明王はよく見えませんでした。

「熱木公民館」と併用らしく、どちらかというと中は公民館ぽかった・・




ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 蓬萊大黒通り
平成通りまで歩いてきました。

だいぶ日も落ちてきたので、この日はここまで。



平成通りを渡ると、次は不動前に通じる「不動前通り」があります。

実は、不動前通り~蓬萊大黒通り~材木町通りは
「旧日光街道」なんですよね。

今は東武の横の道(←東京街道とも呼ばれてる)が日光街道ということになってるけど…

その辺のことも、調べつつ
また「不動前通り」も、そのうちブラブラしてみようと思います。




終わり。





参考文献:
○宇都宮の民話(宇都宮市教育委員会 1983)
○宇都宮の古道(宇都宮市教育委員会 1985)
○宇都宮の神社(作新学院高等学校 社会研究部 2008)
○日光街道をあるく(大高利一郎 創英社/三省堂書店 2009)