宇都宮市(名所・旧跡・社寺仏閣)

第165回 のぞくと逆さに映る井戸 の巻

白沢宿から、北西に進むと、交差点に不思議な地名。

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 逆面 逆井戸


ここも旧河内町
逆面(さかづら)と読むようです。



そこの、地名の由来になっているという井戸があるということで、
近くを探訪しに行きました。



ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 逆面 逆井戸
道を走っていると、出会うのが、この↑木彫りフクロウ。ボーボー君

見ると、道路でなく、民家の玄関などにも
フクロウのオブジェやモニュメントがたくさん飾ってあります。

ここら辺は、「フクロウ」が多く生息しているようです。


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 逆面 逆井戸

↑ほんと、フクロウが出てきそうな自然がいっぱいの、のどかな感じです。
ここも、宇都宮なんだよね。




あ!


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 逆面 逆井戸


バサバサバサ


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 逆面 逆井戸


・・・フクロウでは、ありませんでした。f^_^;
あれは、青サギかな?

かなり大きなトリです。
ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 逆面 逆井戸

井戸に行く途中にあった、「白山神社」。
人はいませんが~。


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 逆面 逆井戸

「天下一関白流神獅子」という獅子舞獅子舞が、
毎年夏にここで開催されるようです。

“天下一”なんて、「天下一武道界」「天下一品」ぐらいですよ。
よっぽどすごい舞なんでしょう。
チャオズに知らせてやりましょう。



ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 逆面 逆井戸

↑ここにも、フクロウのモニュメント。



ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 逆面 逆井戸


道の両側には、なんだかキレイなオレンジのお花が。




ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 逆面 逆井戸


↑「キツネノカミソリ」だって。おもしろい名前狐ですね。






ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 逆面 逆井戸


↑上に登ったら、ハチはちがブンブンいて、登頂を断念・・


夏の自然探訪は、これ
がネックですなぁ・・ヽ(;´ω`)ノ




はてさて。



神社をすぎて、細い道をそのまま行くと、
これまたキレイな花をつけた木と、碑を発見。


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 逆面 逆井戸


↑ここが伝説の「逆さ井戸」


伝説キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!




碑が立っています。
長いので、略して説明しますと、


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 逆面 逆井戸
奈良時代、僧の道鏡が光神天皇に命ぜられ、
下野国薬師寺に配流してきました。
そしてその翌年の夏、お寺巡りをしている時に、
ここに着て、井戸をのぞくと
顔が逆さに写っているのに驚き、
「この井戸は何だ、この辺を逆面と言え」
と命じて、立ち去ったそうな。
( ̄□ ̄;)

その後、
江戸時代、豊臣秀吉の命で、
宇都宮城を取り上げられた、宇都宮国綱の家臣の娘
千鶴姫が、途方にくれてここに身を投げたそうな。
( ̄□ ̄;)

村人はここに、塚を作って弔っていたが、
大正時代、この塚を発見した
村人3人が、その年に病死したそうな・・。
( ̄□ ̄;)


なんだか、
最初の和尚さんと、最後の村人の話が結びつきませんが・・・(;^_^A


一説では、道鏡が逆さ首つりにあった場所とも、言われているとか?



なにかと、いわくつきであることは確か叫びです。



ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 逆面 逆井戸
↑これが、その逆さ井戸・・・



沈黙(((( ;°Д°))))


のぞくのは  ちょ~っと怖くてやめておきました。(←びびり)



ちょっと水はたまっていましたが・・・。

そもそも、なぜ逆さに映ったのかは・・・・




○逆さ井戸
栃木県宇都宮市逆面【地図

※逆さ井戸は、地図にもナビにもなくて、
なかなか場所を特定するのに苦労いたしました。
お世話になったサイトさま→「ROUGH NOTES」


○白山神社
栃木県宇都宮市逆面【地図