以前、さくら市の喜連川にあるゴルフ場
「セブンハンドレッドクラブ」でのイベントに行った時、
行く途中の道に、
史跡の看板があったのが気になっていて・・。
近くを通ったので、改めて立ち寄ってみました。
「早乙女坂古戦場」。
“戦場”というと、パッと浮かぶのは
県内だと、
日光市の「戦場ヶ原」(神 VS 神 )、
あと栃木市の「合戦場」とか?
宇都宮市の城址公園も、戊辰戦争時には戦場になりましたけど。
こんなうちの近所にも、「古戦場」と呼ばれるところがあったんですね。
で、いつの古戦場なんでしょう?
天文18年(1549)なので、時代は戦国時代ですね。
ちょうど麒麟がきてるぐらいの時代でしょうか。
階段があったので、上がってみました。
途中、すごく大きいクモの巣に、私の頭が捕まりました。
上がったら、小高い丘にお堂がポツンと建ってました。
暗いからよく分からないけど、
石でできた供養塔が祀ってありました。
隣には達筆な案内板が建ってました。
戦ったのは、那須氏・喜連川塩谷氏の連合軍 vs 宇都宮軍。
早乙女坂をめぐる攻防は、幾度も行われていたそうです。
その戦闘の中でも、天文18年(1549)の戦は最大規模で、
勝ったのは那須氏・喜連川塩谷氏の連合軍。
なかでも宇都宮軍の大将・宇都宮尚綱を討ったのが、
喜連川方の助っ人・鮎ヶ瀬弥五郎という人だったそうです。
「弥五郎坂」の由来の人ってこの人かっ!となりました。
地元の英雄だったんですね。
丘から宇都宮方面を望む。
場所は国道293号からちょっと入ったところ、旧奥州街道沿いにある史跡です。
今はだいぶのどかな場所ですが、
昔は、幾度もが戦があった場所だったんですね。
この坂をちょっと上がったところに、「喜連川早乙女温泉」もあります。
昔の人も戦の後に傷を癒しに温泉に入ったりしてたんでしょうか。
○早乙女坂古戦場
栃木県さくら市早乙女1761