前回よりひきつづき、りんどう湖の話。
※11月の話です。
そもそも、りんどう湖というのは
“人造湖”だというのは、
「ブラタモリ」の那須編でやってたので、
知ってました。
この辺り一帯は、那須の火山の山体崩壊によって
崩れ落ちた土砂が流下してできた小山=「流山」のある地形で、
地形好きなタモリさん曰く、
ここは「流山パーク」らしい。
りんどう湖は、もともと農業用水の溜池でした。
那須高原がレジャースポットとして
開発される際、
日光の中禅寺湖や、
箱根の芦ノ湖などを参考にして
「リゾート地には湖が必要」ということで、
ここを湖として牧場を作り、観光施設として開業したとか。
ちなみに「りんどう湖」と名付けたのは、
その昔の栃木県副知事と観光課長だったらしい。
(wiki情報より)
那須町の町花・リンドウからつけたのかな?
そんな歴史が分かるものを、
入り口付近の全然目立たないところで発見しました。
みんなが通り過ぎていく小高い山のふもとに、
ひっそりとたたずむ石碑が。
こちらは平山力男さんの顕彰碑。
ここに温水溜池を作った人、
つまり現在の「りんどう湖」を作った人として、
称えられていました。
「温水溜池」というのは、
農業用水のために作られる施設で、
取水する河川の水温が低すぎる場合、
水温を上昇させるために作る溜池をそう呼ぶそうです。
昔、ここの地域は水不足と冷害で水争いがたえなかったらしい。
こちらは「江戸川用水温水溜池竣功記念碑」。
りんどう湖の正式名称は「江戸川用水温水溜池」というそうです。
園内には、江戸川用水土地改良区の管理事務所もありました。
小高
い丘を上ると、神社もありました。
湖水神社。
神社の隣に建ってる石碑。
湖水神社建立の碑。
この溜池によってもたらされた五穀豊壌と、
さらには観光資源としての、りんどう湖の観光客の安全、水難災厄の絶無を祈念し、
建立された神社みたいです。
いずれも園内マップには、
イラストのみで説明文すら載っていない隠れスポットでした。
歴史好きな方は、遊ぶ前に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
そういえば、この日はグルメイベントもやっていました。
遅い時間に見に行ったら、大鍋はすでに売り切れていました。
あとあと知りましたが、
このイベントは、“りんどう湖が農業用の溜池だと知ってもらうため”に、
地元の農家さんが開催した「うんめぇ~収穫祭」というイベントだったそうです。
園内では初開催だったようなので、珍しいイベントだったのかも?
りんどう湖は農業用水のための温水溜池として、
いまだ現役なんですね。
(つづく・・)
○那須高原りんどう湖ファミリー牧場
栃木県那須郡那須町高久丙414−2
○江戸川用水土地改良区
栃木県那須郡那須町高久
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