益子町

第209回 (4)インディゴブルーの穴編 ~ましたん~の巻

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 益子


【前回からのつづき】

すごくとびとびになってますが、
まだ終わってませんからね、
ましたん(益子探訪)





(3)より「城内坂通り」を歩いていくと、

通りの一番はじっこに、

突如現れる、なにやら趣のある古民家がございました。

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 益子


日下田邸(県指定建造物)です。




ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 益子


藁葺き屋根の建物です。


中が見学できるようで、


近づいていくと・・


なんだか独特なニオイ(?_?)なんだろうこの香り?




ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 益子


ムムム?m(..)m



なんだか、穴がたくさん。



入ってみると・・

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 益子


↑土間のようなところに、なにか溜まっている様子。

奥のは、フタもしてあるし。。

も、もしかして、×××?!(←自主規制・笑)



( ̄□ ̄;)!!





すると、おうちの方が丁寧に教えてくれました。
(;^_^A


実は、これ

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 益子


↑藍染めの染料
でした~。


こちらは、藍染業「日下田紺屋」さんの作業場。


いや~、何かと思いましたよ。(;´▽`A“



ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 益子

↑これが、藍染めの原料の蒅(すくも)。

この時点では、まだ青くないんですね。黒っぽいです。


これに水をかけ、100日間かけて発酵させて
染める液ができるようです。


なるほど、この独特なニオイは、この発酵したニオイだったのか・・。





それにしても、不思議な穴。

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 益子


↑よく見ると、青い色なのが分かりますか?

この穴の空いた土間
発酵のために、土間全体が温かく保たれているようです。
「三和土」というようです。

なんだか、風通しはいいので、涼しげなのですが、
これがあるからでしょうか、不思議とほっこり空間。
古代遺跡みたい・・。


昔ながらの製法で、藍染めをやっているんですね~。








こちらで染めた布や、
布を使った商品(コースターやお洋服)も売ってました。

布は10センチ単位で買えるようですよ。






ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 益子

↑お外には、こんな植物が。



ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 益子
↑綿花でした。

意外と初めて触ったかも?



益子に、
藍染め屋さんがあるなんて知りませんでした。




○日下田邸の藍染め甕場(かめば)
http://www.tochigi-edu.ed.jp/center/bunkazai/bunkazai/list/896.htm
栃木県芳賀郡益子町益子


つづく