【前回からのつづき】
なすたん(那須探訪)その4
まさかこの絵に、
那須で出会う日が来ようとは…
前の日、那須観光パンフレット吟味中に、
とあるものを見つけました。
それはこちら。
あれ?これって、システィーナ礼拝堂だよねぇ?!
「システィーナ礼拝堂」
それはワタクシが一生に一度は見てみたい
イタリア(ヴァチカン)の
ミケランジェロが描いた天井画や壁画がある
礼拝堂なのです。
まさに、「フランダースの犬」で例えると、
私にとってそれは、
ネロの“ルーベンスの絵”的存在なわけですよ!
あの、大人数のまとめ方とごちゃっと感、
1枚の中にあるたくさんの人間模様、
たぶん見ると感動して泣くと思う。
(そして、天使に抱かれて連れてかれると思う・嘘)
なにそれ!それが那須にあるの?!見れんの?!
是非、見たい!!
ということで、たくさんの看板アピールの誘惑(笑)に負けず、
最初に向かった場所は、こちらでした。
那須とりっくあーとぴあ「ミケランジェロ館」
であります。
「おじさん、あぶない!」
あ・・・、絵だ。
入り口の横にも、
↑トレヴィの泉
すごい!
これ、手前の池以外は全部、絵なんですよ!
本当に彫刻があるように見える!水しぶきも、全部絵!
この壁画からも分かるように、
こちらに展示されている絵は全部、
“視覚トリック”による絵(トリックアート)なのです。
しかも、すごいのが、全部手描きという点。
↑この日も、
アトリエの方で壁画を描いているスタッフの方がおりました。
わ~本当だ、描いてる描いてる。
建物の壁画、常に変化しているんですね。
中に入ると、ルネサンス期の有名な絵画&彫刻がゴロゴロ…
指をぱくり。
こういう撮影もできるわけです。
この指も、額のふちも全部絵!
絵画もすばらしいのですが、
なんといっても感動したのは、彫刻類でしょうか。
↑ミケランジェロの「サン・ピエトロのピエタ」
布部分とか、はんぱねえ!です。
こちらは、
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「ミロのヴィーナス」
ほんとうに、建物の中に、立っているように見えるけど・・・
柱も、彫刻の影も全部絵!!
「トリック」という以前に、手描きということに感動していまいました。
絵をまじまじと近くで見ると、ちゃんと筆跡があるわけです。
何度「すごっ!」を連呼したことか。
さて、いよいよ念願の
最後の審判だ~(/TДT)/
すげー!すげ~~~!!
しばし呆然。これは・・本当にすごい!!
天井も、
創世記だ~~!!!
すご~い!
まさか那須で、これが見られるなんて~!!
この空間は、すごい時間をかけて見てしまいました。(;^_^A
システィーナ礼拝堂の3/5サイズのようですが、
迫力はすごかったです。
制作期間は3年8ヶ月。
5色の壁画用のペンキだけで描かれているとのこと。
↑このように、足場を組んで
何もない白壁を1から描いていったそうです。
壁のレンガも、
この↓床の大理石も、
手描き!!
すご~い!本当にすご~い!!
↑「こうやって描いていましたよ」
という作業中の足場があるのも、ニクい。もちろん、これも絵。
↑この天井画、よく見ると一部分欠けています。
解説員の方が、丁寧に説明してくれました。
この欠けた部分は、システィーナ礼拝堂でも欠けているそうで、
(それは知らなかった~)
犯人は、なんとナポレオンだそうです。
ナポレオンがこの建物を破壊しようとして、はがれたらしい。(何してんだよ)
まあ、このはがれ部分も、絵なんですけど。
しばらくあんぐりびっくりしていると、
気になる写真が飾ってありました。
システィーナ礼拝堂再現「剣重和宗」さん
「この方が、こちらの絵を描かれたんですか?」
と解説員の方に聞くと、
こちらのトリックアートの第一人者であり、先代の社長さんとのことでした。
話を聞くと、
この「最後の審判」のシスティーナ礼拝堂まるごとを、
描き始めるための“許可”が、
本家のヴァチカンの礼拝堂から出るまで、かなり時間がかかり、
ご尽力なされた、とのこと。
そして、まさにこの作品を制作中、
事故で他界されてしまったのことでした。
なんということでしょう!
剣重さんは、この作品を完成することなく
天国に旅立ってしまったとは・・(ノДT)
いろいろをお話を聞かせて頂いた解説員の方、
本当にありがとうございました。
剣重さんが、
「システィーナ礼拝堂をどうしても描きたかった気持ち」
なんかすごく分かる気がするなぁ~。(´∀`)
ワタクシも、絵描きのはしくれですが、
「群像」や「トリックアート」のようなものが大好きな絵描きの方なら、
絶対「最後の審判」&「創世記」って、<
br>描きたくなるような絵だと思うのです。
そういう要素がいっぱいつまったものだと思うので。
なんだか絵描き魂に火をつける、とっても素敵な場所でした。「この方が、こちらの絵を描かれたんですか?」
と解説員の方に聞くと、
こちらのトリックアートの第一人者であり、先代の社長さんとのことでした。
話を聞くと、
この「最後の審判」のシスティーナ礼拝堂まるごとを、
描き始めるための“許可”が、
本家のヴァチカンの礼拝堂から出るまで、かなり時間がかかり、
ご尽力なされた、とのこと。
そして、まさにこの作品を制作中、
事故で他界されてしまったのことでした。
なんということでしょう!
剣重さんは、この作品を完成することなく
天国に旅立ってしまったとは・・(ノДT)
いろいろをお話を聞かせて頂いた解説員の方、
本当にありがとうございました。
剣重さんが、
「システィーナ礼拝堂をどうしても描きたかった気持ち」
なんかすごく分かる気がするなぁ~。(´∀`)
ワタクシも、絵描きのはしくれですが、
「群像」や「トリックアート」のようなものが大好きな絵描きの方なら、
絶対「最後の審判」&「創世記」って、<
br>描きたくなるような絵だと思うのです。
そういう要素がいっぱいつまったものだと思うので。
大人の方ももちろん、
特に美術・デザイン系の方なら、かな~り楽しめる空間だと思います。
(わざわざイタリアに行かなくても(笑)?!)
また、ここ来たいなぁ。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
つづく
○那須とりっくあーとぴあ ミケランジェロ館
http://www.trick-art.jp/
栃木県那須郡那須町高久甲上ノ台5760
TEL.0287-62-8388
大人1300円 子ども800円
開館時間/9:30~18:00(冬は9:30~17:00、夏は9:00~18:00)