佐野市

第361回 原人のまち 葛生 の巻(2)新たな産物編

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 葛生
【前回からのつづき】

「葛生化石館」でたくさんの化石を堪能。
こういうところに何時間もいれてしまうワタクシ。

高校1年の時の面談で、
「ひばらは考古学者とかになったら?」って言われ、
その時は「なんでやねん」とか思ったけど、
今思うと、すごくツボをついたアドバイス
だったと思うよね・・( ̄ー ̄;

結局、考古学者の道へ進まなかったのだか・・

N先生・・ワタクシは今、こんなことをしています・・(ノ´▽`)ノ

まあそんなことを考えつつ、化石館をあとにする。

周辺を散策してみると向かいにあるのは、

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 葛生

佐野市立吉澤記念美術館。

伊藤若冲の日本画などの作品が見られる美術館です。

そしてもう一つ。

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 葛生
佐野市葛生伝承館。

こちらは無料(←重要)ということなので、入ってみることに。

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 葛生

と思ったら、臨時休館(´・ω・`)

「行き当たりばったり」がウリの当ブログ、仕方ありません。

その場をあとにしようとすると

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 葛生

なにやら建物の壁には、細密な壁画が・・

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 葛生

うわ~すごい。

でもよく見ると、描きかけです。

ひばらさんの栃木探訪-葛生

なになに「フレスコ画」?!

フレスコ画とは・・、
砂と石灰を混ぜて水で練って出来たモルタルを壁に塗り、
その上に水だけで溶いた顔料で絵を描く技法のことです。

(説明より)

おお、フラスコ画っていったらアレですよ!!

ワタクシの好きなアレ

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 那須


↑コレ
ね。

ミケランジェロの描いた「最後の審判」はフレスコ画ですよ。

※ちなみに写真のやつは那須にある「那須とりっくあーとぴあ」のだけどね。
これは、フレスコ画じゃなくてペンキで描かれています。
(参照:第218回 なすたん の巻(4)私のルーベンスの絵那須で発見

つまりは、名産の“石灰”を使った「フレスコ画」を
街の新たな観光スポットに!ということですね~。

ワタクシは描いたことないんですけど、
フレスコ画って描くの難しいんですよね、確か・・

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 葛生

「マップがあります」と書いてあったので、もらってみました。

周辺散策がてら巡ってみましょう。

伝承館の向かいの壁には、

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 葛生

牧歌舞伎のフレスコ画です。

「牧歌舞伎」とは、ここらへんに伝わる歌舞伎らしい。

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 葛生

葛生庁舎の前に建っているノスタルジックな建物は「栃木県石灰会館」

ここの玄関にもありました。

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 葛生

おしゃれなデザインは葛生町の「葛」を図案化したものだとか。

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 葛生

↑こっちは、とちの葉かな?

ちなみに、伝承館の壁画は

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 葛生

春か秋に2ヶ月間ほど、描いている風景が見られるそうで、
全部完成するのは平成28年の予定だそうです。

完成したら、また見に来たいですねぇ。(´∀`)

原人のまちは、いつしか「フレスコ画の街」へと変化を遂げている途中なんですね。

つづく

○佐野市葛生伝承館
http://www.city.sano.lg.jp/densyoukan/index.htm
栃木県佐野市葛生東1-11-26
開館時間/午前9時~午後5時(月曜休館)
無料