栃木の交通

第842回 烏山線の話 の巻

春分の日は、母の実家へお線香上げに。


この前、烏山線に新しく導入された記事で、

以前、(ウェキペディアによると、1979年(昭和54年)のこと)
「銀河鉄道999」の終着駅(アンドロメダステーション)として
烏山線でミステリートレインが運行されたのが、
すごい盛り上がったよ!というコメントをいただいたので、

ばあちゃんにそのことを聞いてみたんですが、
あんまり覚えてないとのこと。

う~ん、あまり興味なかったのかな?




烏山線 ひばらさん

アキュムっていう新しい車両が導入されたんだよ、
という話をしたら

「もっと昔はSLだったんだけどね」という話をしてくれました。

そうだよね~、
おばあちゃん世代は、SLがディーゼルになったことのが
よっぽどニュースだったよなぁ。



ばあちゃんから貴重な戦後のからせんの話を聞いたので、
以下伝聞。


戦後のからせんは、客車なんかなくて
荷物を載せるような貨物のガラーンとした何にも無い車両に、
人が地べたに新聞ひいたりして乗ってたんだって。

だから急ブレーキなんかかけたもんだら、
人が車両の中を端から端までごろごろごろ~って転がったんだって。

ばあちゃんは昔、大金に住んでたんだけど
そこから烏山に通ってたらしい。

で、汽車が烏山に行く途中、坂になってて
馬力が足りなくて、汽車が止まっちゃうことがよくあったらしい。

・・今じゃ考えられないね。



ひばらさん 小塙駅



その場合、滝駅から小塙駅まで1駅ぐらいバックして、
馬力をためてから再び烏山の山を登っていったそうな。

坂の前に馬力がなくて遅くなるのをみんな知ってて、
学校に遅れちゃいそうな小学生とかが
小塙駅で待ってて、そのノロノロ走っている汽車に
飛び乗ったとか・・


おいおい、世界の車窓からみたいだな!!


そういえば、うちのじいちゃんから聞いた話で

関東大震災の起きた後、
からせんの車両の上にまで乗るぐらい、
すっごい人がいっぱい乗った汽車が来た
って聞いたことがあるな。



身近なものの知らない時代の話は、とっても興味深かったです。

またいろいろ聞いてみたいな。






運行しはじめたアキュム。
1日3本ほどですが、たまに見かけるようになりました。

うちは踏切が近いので、たまに「ファ~ン」という軽い汽笛が聞こえます。
不思議な音です。
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