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ひきつづき「不動前通り」を
不動前通りを平成通り方面へ北上していると、
道沿いからちょっと離れたところに、大きな木が見えてきます。
行ってみましょう。
「新町の大けやき」です。
ちょうど冬なので、葉が全部落ちちゃってますけど・・( ̄_ ̄ i)
あ!
昨年の夏やってた“七水探し” ついでに撮っておいた写真↑があった。
やっぱ緑のがキレイですね~。
「とちぎ名木百選」にも選ばれている大樹です。
宇都宮城下への入り口にあたるところに立っており、
多くの旅人が目印にしていたらしいです。
樹齢は推定800年!
街中にある大いちょうは300年だから、
こちらのがおじいちゃんですね。
戦前までは、このようなけやきが3本あったらしいのですが、
一番大きなこの木だけ残して、
残り2本は供木されてしまったそうです。
戦争末期は資材が足りなくて、全国的に“供木運動”というのがおこり、
大きな老木や巨木、社寺の御神木がたくさん伐採されたらしい・・。
ふ~ん、そんな歴史もあるんだなぁ。
木の前には神社っぽいものがありました。
これは・・神社というか、
「新町のけやき」様を祀った鳥居なのかな~?
手前に小さな祠はありますけどね。
神社名は見つかりませんでした。巨木信仰?
再び不動前通りへ。
この辺りが「南新町」
宇都宮城下の南端で、新しく開かれた町だからというのが町名の由来。
この辺に番所もあったみたい。
↑地図によると、この辺にお寺が密集していたようです。
(これは宇都宮城址公園にある「江戸時代宇都宮城再現図」です)
でも、残っているのはこの「台陽寺」ぐらいでした。
他はみんな廃寺になっちゃったみたいです。
隣に「地蔵寺参道」というのがあったけど、
そちらには本堂っぽいものはなく、お墓でした。
台陽寺の手前に「子安地蔵尊」というのがありました。
赤いずきんのお地蔵さんが3体。
子育て・安産の尊なので、これは拝んで帰りましょうかね。(´0ノ`*)
お地蔵様は宇都宮城主の守り地蔵尊だったらしい。
そしてこの辺りは、
お城で働く人々が多く住んでいたんですね。
信号があるところが平成通りとの交差点。
ここまで「不動前通り」で、その向こうの「蓬莱大黒通り」へと続きます。
現在拡張中の蓬莱大黒通りも、
不動前通りと同じぐらいの道幅になるのでしょうかね~?
そういえば
この近くの平成通り沿いに「2tree cafe」さんという小さなカフェがあります。
そこもオススメです♪(o^-‘)b
ということで、「不動前通りブラブラ」終わり~。
参考文献:
○宇都宮の古道(宇都宮市教育委員会 1985)
○日光街道をあるく(大高利一郎 創英社/三省堂書店 2009)