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8月15日には終戦の日でしたね。
先日も宇都宮市の八幡山公園の戦争遺構を見学させていただきましたが、
街なかにある清巌寺にお参りに行った際、こんな石碑を見つけました。

JR宇都宮駅から10分ほどの所にあり、お寺の前の道も「清厳寺通り」です。

こちらには文化財がたくさんあります。

国指定の重要文化財になっているのが「鉄塔婆」。

セルフ拝観できるようになってました。

そして「子育地蔵尊」。
この写真地蔵尊は戦前のもので、
戦争末期に供出されて、しばらく大谷石の台座だけになってしまっていたとか。
“供出”というのは、国の要請などによって物資をさし出すことで、
戦争で不足していた金属などを集めるため、国から「金属類回収令」というのが出され、
全国の神社仏閣から、釣り鐘や貴重な像などが消えてしまったらしい。

現在のお地蔵さまは、平成時代に再建されたものです。

そして、発見した石碑というのはこちら。
「第三飛行隊戦友の碑」というもの。
「旧陸軍航空輸送部第三飛行隊戦友一同」と書かれていました。

石碑の隣りに説明がありました。
「陸軍航空輸送部第3飛行隊」というのは、
宇都宮市にあった飛行隊です。
主には戦闘機の補給空輸などを行っていたみたい。
沖縄特攻作戦などの補給空輸にも関わっていた部隊のようで、
その戦線で亡くなった霊を慰めるためここに碑が建っているようです。
宇都宮市内にも「大いちょう」をはじめ、
枝病院の門柱など、いくつか宇都宮大空襲を物語るスポットや遺構はありますが、
飛行隊に関する石碑と案内版は、あまり見たことがなかったので、
見入ってしまいました。
○清巌寺
栃木県宇都宮市大通り5丁目3−14
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