第552回 百目鬼はどこへ の巻の回で、
鬼の歯探しをしていた時に見つけた碑がありました。
野口雨情さんという人の「あの町この町」という詩碑です。
場所は鹿沼街道沿い。
ペニーレイン鶴田店のある環状線の交差点を
ちょっと行ったところ(ブックオフの向かい)にあります。
野口雨情(のぐちうじょう)
明治生まれの童謡・民謡作詞家さんです。
代表曲は
「七つの子」 ♪カ~ラ~ス~ なぜ鳴くの~
「赤い靴」 ♪赤い靴はいてた 女の子~
「シャボン玉」 ♪シャボン玉とんだ 屋根までとんだ~
「証城寺の狸囃子」 ♪しょ しょ しょじょじ~
などなど。
有名な童謡を作詞したお方ですね。
なぜこの方の碑が
栃木県のこんなところに建っているかというと、
ここが永眠の地だからだそうで。
生まれは茨城県だそうですが、
戦争が激化し宇都宮に疎開、そのままこの地で病気で亡くなられたそうです。
それにあやかり、
近くを通る環状線と鹿沼街道の立体交差には
「宮環・雨情陸橋」という名前が付いています。
雨情?
って思ってた人も、これで納得でしょうか。
近くには雨情さんの住んでいたお家も残っていました。
乙女屋は最近の2008年に出来たので、ずっと並んであったわけではないです。
文化財の隣なのに、
なんでこんな近くに店舗を建てることができたのかは謎です。
見学は自由ですが、中には入れませんでした。
羽黒山麓にって書いてあるけど、
後ろにある小高い山が羽黒山なのかな。
ほんとにちっちゃいお山ですが、山頂に神社っぽいものが見えました。
大戦末期の昭和19年1月にここに来て、
昭和20年の1月には62年の生涯をとじ・・と書いてあるので
ここにいたのは1年ぐらいなのね~。
野口雨情の表札。これも当時のものなのかな?
あ、ちなみに雨情はもちろん芸名(ペンネーム?)で、
本名は英吉さんだそうです。
中には写真も飾ってありました。
中には入れないけど、キレイに保存されています。
「詩人野口雨情 ここにて眠る」
という碑がありました。<b
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お墓ではないです。
その碑の隣には、こんな碑も。
「童心馬」
馬に乗って寝てる(抱いてる?)女の子ですね。
せっかくなので、お隣の乙女屋さんでおみやげでも買ってくことに。
雨情旧居のカタチの「雨情最中」なるものがありました。
ふっへっへヽ(゜▽、゜)ノ
雨情さんの作詞した童謡は他にもいっぱいあるのですが、
ワタクシが知っているのは上に挙げたぐらいでした。
最近の子はもっと知らないかもしれませんね。
童謡とかあまり歌わなくなってるのかな?
タイトルの意味も、分かる世代はワタクシがギリぐらいかもしれません。
ワタクシもリアルタイムではなく、
“懐かしスペシャル”とかでしか見たことないんで・・ね(^^ゞ
○雨情旧居
栃木県宇都宮市鶴田町1740