那須町

第1551回 国道294号沿いにある大石と下駄〜弁慶あるある言いたい

前回からひきつづき、冬の県北探訪〜その5(終)。

 

 

道の駅 東山道伊王野の手前に、気になるものがあったので、

帰りに立ち寄ってみました。

 

 



 

国道294号とりんどうラインの交差点にある、大きな石と大きな下駄。

 

「弁慶下駄掛石」というノボリが立っていました。

 

 



 

下駄は鉄製と木製が置いてありました。

 

 



 

「弁慶の鉄下駄」

 

盗まれないように頑丈に鍵がかけられていました。

 

 



 

ちゃんと案内板もありました。

 

鎌倉へ向かう義経一行がこの地にさしかかったところ、

弁慶が道の傍らにある大きな石を指さして、

 

「この石はおれが那須山で修行していた時に、下駄の歯にかかって、挟まった石だ。

取ろうとして軽くひとふりしたら、ここまで飛んできた」

 

と言って大笑いしたという。

 

 

・・という、那須町伊王野地区にまつわる「弁慶下駄掛石」伝説に由来したものらしい。

 

 

 



 

下駄の大きさと、石の大きさの縮尺が今いち謎ではありますが、

まあ、 “伝説” というのは、かねがねそういうものです・・^^;

 

那須には狐が石になった「殺生石」だってあるぐらいですし。

 

 

昭和初期まではここに本物(?)の石が現存していたようですが、

道路の拡張で撤去されてしまい、今ここにあるのは平成23年に復元したものらしいです。

 

意外と最近だった・・^^;

 

 

しかし、 “弁慶” とつく名所・史跡には、本当に大石が多い。

 

 

 



宇都宮市大谷の「弁慶刀割岩」

 

参照:
 

 

 



足利市・名草巨石群の「弁慶の割石」

 

参照:
 

 

「♪弁慶あるある言いたい〜」

 

「♪大きな石、投げがち〜!」

 

 

弁慶と名の付く各地の名所を、いろいろ集めるとおもしろそうですね。

 

 

同じく、空海あるあるは、「♪一夜にして作品作りがち〜」です^^

 

 

 

 

○弁慶下駄掛石

栃木県那須郡那須町睦家

 

 

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