【前回からの続き】
国道459号線をぐねぐね進み、
道の駅「裏磐梯」を過ぎると見えてくるのが、
桧原湖。
わ~~、広い広い!!
山あいに、静かな湖面。
バス釣りで来ているボートも、けっこう浮かんでいる。
やはり、海なし県育ちがゆえ、広がる水面には、興奮を覚えます。
↑
ちょうど、ここらへんが、桧原村のあったところ。
十六世紀ごろは、戦いの場所になっており、伊達氏が治めていたらしい。
天正13年、伊達政宗は、ここらへんに「桧原城」を築いたようです。
なかなか歴史ある地。
その屋敷を改修した
「会津米沢街道桧原歴史館」↑があります。
訪れた時に、建物のうしろにある電信柱を、野生のサルが綱渡りしておりました。
入場料は、100円なり。
無人なので、箱にチャリンと。
中は撮影禁止なので写真はありませんが・・、
ここらへんの歴史、自然(やはりなぜかあるタヌキの標本(酒瓶付き))の展示物や、
使っていた農具などが展示されておりました。
そして、ここら辺では昔、「桧原金山」で金が採れたようで、
そこで精錬で使われた道具も展示されておりました。
中でも、湖底に沈んだ桧原宿場の集落のジオラマ・・・
磐梯山噴火の被害の大きさを伺わせるものでした。
(ジオラマに付いていると、水中が光り、湖の中に村が浮かび上がります。)
せき止められた川で、桧原宿(ともう一つの集落)は、まるごと水没。
ふたつの村が、噴火によってなくなってしまったなんて・・
なんとまあ・・・。(+_+)
これは明治21年の7月15日の出来事。
今から、111年前のことです。
意外と、近代じゃありませんか・・?
↑ちなみに、資料館の方は無人。。ですが、
食堂がついており、そこには「桧原宿 Sio-YA」というラーメン屋さんがあります。
お腹がいっぱいだったので、食べなかったのですが。。
ここら辺の温泉から採れる名産品「会津山塩」で作ったラーメンが
食べられるようです。
今度は食べてみたいなぁ。
引き続き、桧原湖を周遊。
ここで、立ち寄るのを忘れてしまったところが一カ所。
そう、鳥居!!
一番見たいと思っていたのに~!!!
(うっかり)
半分だけ水没している鳥居は、
水没した村の山の高いところにあり、今でも唯一残っている場所なのだとか。
ただ、鳥居全体は、冬などに水位の下がる時にしか見れないようです。
参考HP
おおたき としおさんの「写真工房~ふるさと歳時記」
http://homepage1.nifty.com/Library/
「かつての宿場町を見守る鳥居-桧原湖「大山祗神社」」
http://homepage1.nifty.com/Library/furusato/kitashiobara/18105.html
見たかったなぁ・・・。これは、またの探訪にお預けですね。
つづく。