正月開けてから、
県庁に行ってきました。
といっても、昔の県庁舎「昭和館」の方ですが。
↑新庁舎の横に、
昔の県庁舎をズズズーっと移動してきたのです。
「こんな大きな建物でも、移動できるんだなぁ~」
と感動したものです。
その移動中の時の、「斜め」になっていた時の
旧庁舎を見た方はおられますか?
なんか、異様な景色でしたよね…。
あの時の写真を撮ってなかったことが、
自分の中で悔やまれます。ヽ(;´ω`)ノ
建築の構造的に「大丈夫なの?」と思っていたら、
↑「免震建築物」と書いてありました。
「耐震」ではなく「免震」とは・・・・?
調べてみたら、
「免震建築のしくみ」
http://www.jssi.or.jp/gaiyou/shoshin/sho-2_st.htm
地面と建物の間に、振動を吸収するものが入っていて、
地震の力をなるべく受けない(免れる)構造になっている、とのこと。
へぇ~。
この日は、なんか
「栃木の人車鉄道」
なんてゆー、ま~たマニアックな展示をやっているな、なんて…。
まあ、一応見るんですけれどもね。
マニアックな内容でした。
県内に昔あった「人車」の路線の紹介でした。
宇都宮は、大谷から通っていた
「宇都宮石材軌道」というのがあったらしく、
大谷好きにとっては、ちょっと興味深い展示もありました。
残念ながら、この展示は1/15まででした。
現在は終了しています。あしからず。(;^_^A
そもそも、ここに来た目的はこれです。
↑3階にある、市町村情報室です。
(“村”って「栃木県にもう「村」ないけどね!」、と軽いツッコミをいれつつ…)
ここでは、栃木県内の各市、町の情報やパンフレットを
手に入れることができます。
↑ひととおり、もらってきました。
これが、栃木探訪の情報源になっていることが多々あります。
帰ろうとすると、
警備員さんに呼び止められました。
「レストランはご覧になりましたか?」
と。(職務質問ではなくて良かった…≧(´▽`)≦)
「見てないです」と言ったら、案内していただきました。
↑レストランにあったのは、この柱。
素敵なレリーフが刻まれております。
ルネサンス期のデザインを意識している、とのこと。
「壁も見てくださいね~」と警備員さん。
↑陶板には、デザインが。
「階段も見てくださいね~」と警備員さん。
↑戦争時、この鉄の部分を武器にするため、
はずしてしまったようです。
そして、戦後またデザインを復元して元にもどしたんですって。
って、警備員さん何でも知ってますね!!
建築のことを、いろいろと教えてくださいました。
(もしかして、学芸員さんだったのか?!( ̄□ ̄;)!!)
この栃木県庁舎は4代目とのこと。
今、立っている新庁舎が5代目ということですね。
ちなみに、旧庁舎を建築したのは、
旧国分寺町(現・下野市)の佐藤功一という人。
1階には、この方のことや、県庁関係の資料館がありました。
そもそも、この建物が壊されることなく、保存されたのは、
この県庁舎の内外装が
「近代建築史において重要な文化財」
だったからでした。
うん、なんとなく覚えています。
新庁舎を建てるんで、旧庁舎は取り壊すとか言ってたんだけど、
反対運動が起こって、残ったんですよね、たしか。
こちら「昭和館」は入場は無料なので、
お時間がある時にのぞいてみるとおもしろいですね。
ちなみに、こちらの4階の「正庁」というお部屋は
↑U字工事のDVDのジャケットに使われています。
栃木県宇都宮市塙田1-1-20
http://www.pref.tochigi.lg.jp/kanzai/shouwakan/index.html
【関連記事】
第23回 もうすぐオリンピック! の巻(宇都宮市・栃木県庁)
第46回 記念品の中身と思わぬ収穫 の巻(宇都宮市・栃木県庁)