日光市

第279回 足尾銅山ナイトツアー の巻 (2)掛水倶楽部編

【前回よりつづき】


またまた、寄り道。

雨降って来ちゃいましたが・・・

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 足尾 掛水倶楽部

「古河 掛水倶楽部」に立ち寄りました。

古河鉱業の迎賓館で、
お偉いさんが来た時などに使っていた洋館です。



ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 足尾 掛水倶楽部

“THE 洋館”って感じの外観ですね。

これで夜、雷雨とかだったら
かな~り「金田一少年の事件簿」な感じです。


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 足尾 掛水倶楽部

この右側の棟にビリヤード場があります。

ここに、国産第1号といわれるビリヤード台など展示されています。

泊まったお偉いさんが、夜興じていたのでせう。数字

残念ながら、ここの中は撮影禁止!
ということで、

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 足尾 掛水倶楽部

↑これでイメージを膨らませてください。


さて、中も見学しましたが、

な~んか・・うーん・・・“昔のにほい”がした(笑)

迎賓館なので、宿泊部屋などが公開されているのですが、
入館料を取るにしては、ちょっと保存状態がよろしくない感じでした。

もっとキレイに残ってるんだと思っていたんですがねぇ・・ヽ(;´ω`)ノ

老朽化が進み、廊下の天井なども雨漏りしてたり・・

このままだと、ここも朽ちてしまうな~汗という部分も・・・


当時の雰囲気は味わえますが、
欲を言えば、もう少しリフォーム希望です。


ビリヤード場の手前に
今も利用できるトイレも、昔のまま残されているようですが、
ちょっと怖くて入りにくい・・オバケ


向かいには

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 足尾 掛水倶楽部

赤レンガの倉庫が・・・。

おお、これこそホーンテッドな雰囲気!!

良い雰囲気を醸し出しています。

(中は公開されてません)

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 足尾 掛水倶楽部

足尾鉱業所の事務所として使われていたみたいです。

テニスコートもありましたが、これも
「現在も使われてるのかな?」というような整備状況でしたねぇ。


その向かいには、

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 足尾 掛水倶楽部

「鉱石資料館」(手書き)の文字が・・


ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 足尾 掛水倶楽部

ここは、「掛水役宅」
古河鉱業の幹部社員向けに建設された住宅みたいです。

ここの一部に鉱石が展示されてました。

足尾でとれた鉱石以外にも、世界や日本のものもいっぱい。

足尾では、銅以外にも、
金や銀、水晶などいろいろ採れたことを知りました。

鉱石好きな方はオススメですね!




最後に、入り口付近にある

ひばらさんの栃木探訪-ひばらさんの栃木探訪 足尾 掛水倶楽部
「銅山電話資料館」も見学。

ここはなかなかおもしろかったです。


日本において、民間で導入された第1号の電話が
ここ足尾の「銅山電話」とのこと。

もっとアピールしても良くないですか!!この事実・・
(この“ひかえめ感”もまた足尾の良さなのかも・・)



中には、すご~く大きなマシン(昔の電話)がありました。
実際に、かけてみることもできます。(内線ですが)

ダイヤルをまわすと、大きなマシンが“ガタ
ガタ”
なってかっこよかったです。

昔の電話(トトロ大トトロでさつきが使っているやつ)とかも、展示してありました。


ワタクシが子どもの頃は、黒電話電話がまだ家にありましたが、
今はほとんど見かけなくなりましたからねぇ・・


現代っ子は、ダイヤル式ってかけられるのかなぁ?
今は、携帯電話ですもんねぇ~~~~

文明の発達をしみじみ感じてしまいました。



○古河 掛水倶楽部
http://ashio.shokokai-tochigi.or.jp/main/kakemizu/jtyan.htm
栃木県日光市掛水
開館日時/土・日・祝日 10:00~15:00(平日は事前予約)
TEL.0288-93-2015
大人300円
*12月上旬~3月下旬までは休館

つづく