宇都宮市(旧上河内町)の羽黒山で行われる「梵天まつり」
江戸時代中期からつづくという伝統的なお祭りです。
「梵天の湯」には以前何度か来たことがあったので、
飾ってある“梵天”は見たことがあったのですが、
お祭りを見るのは始めてでした。
さて、どんな感じなのやら。
羽黒山神社の参道につづく県道を通行止めにして、
その横にはたくさんの露店が並びます。
なかなかのにぎわいでした。
そして、そこを梵天が練り歩いていました。
(ワタクシが行った時は、もう最後の梵天でした)
露店の中には上河内の名産品・ゆずが売られている場所が
たくさんありました。
普通の家庭の軒先にも・・。
この日はこの辺一帯がゆず屋さんになるらしい。
ゆず羊羹や、いも串など売ってるところもあったり、
自分の家の庭を休憩所として開放する家もありました。
なんだか街ぐるみのお祭りです。
↑これが梵天。
長い竹を連結させてつくった棒の先に、
“もさもさ”がついています。
素材は紙だったり、麻だったり、↑この赤いのはビニテだったり・・
“もさもさ”を“ゆっさゆっさ”させながら進んでいきます。
掛け声は、「ホイサ、ホイサ」だったかな。
(エッサ、ホイサとも聞こえた)
羽黒山神社の入り口まで来ました。
ここから、羽黒山神社までの参道
約1.5キロの道のりを梵天が上がっていきます。
どんどん進んでいく梵天・・
「1.5キロか~・・どうする?」
「上がってみる?」
「子どもとか、じいちゃんとかも登ってくよ?」
「・・・じゃあ、行ってみるか?」
・・・いや~、ナメていました。
まさかこんなに険しい道とは・・(;´Д`)ノ
これは登山ですよ、登山!
どんどん離されてゆく…。
まあワタクシは無理はせずゆっくりと・・
でもみんなけっこう淡々と登っていくのです。
地元の人なんでしょうか?
梵天ご一行は、休憩をはさみつつだったので、
なんとか追いつきました。ヽ(;´ω`)ノ
いや~、にしてもこれはキツそうだ。
そして最後の難関。
カラッソ坂(俗名 カラッ坂)
身も心も煩悩から離れ、
清らかな状態になる(カラッポになる)という意味から、
この名前がついたという参道で最も険しい坂が・・
ここ登るんすか・・(゜д゜;)
マジデッ!(;°皿°)
(※マジで登りました)
でも登ってきた景色がサイコー!!
ここまでの疲れが吹っ飛びました。
(あ、嘘をつきました。やっぱり吹っ飛んでません・・)
しばらく休憩した後、
羽黒山神社へ。
(ま、まだ登るんスか・・)
途中たくさんの梵天が、順番待ちしてました。
「梵天渋滞…」(ボソッ)
境内のもみじがすごくキレイに色づいていました。
境内に着いた梵天は、“もっさもっさ”して
五穀豊穣、家内安全を願います。
(これを一本一本やるので、後の梵天が渋滞していた模様)
テコの原理(?)と反動を利用して、梵天を奉納します。
せーの
よいしょ~~
会場からも拍手が。
その後、台座の上からガラマキが行われていました。
(みんなダンボールとか持ってくるのね。用意がいいな)
そんな感じで、梵天まつりの全貌がなんとなく分かりました。
それにしても、けっこう予想外に歩いたお祭りでした。
σ(^_^;)
○羽黒山 梵天まつり(11月23、24日)
http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/kanko/kankou/spot/kamikawachi/011466.html
栃木県宇都宮市今里町