前回、第600回 公園デビュー の巻で、
貧乏草という植物の花部分を親指ではじきとばして、
人に当て、「やーい、貧乏!」という遊びをやったというエピソード。
これに対し、ことのほか反響をいただきましたので、
コメントをいくつか紹介させていただきます。
●ちびまるもさんより
佐野も「ビンボー草」です。
しかも親指で飛ばすのは「首ちょんぱ」といいます。
>県南も言うんですね。そして“首ちょんぱ”は初耳です。∑(゚Д゚)
●Tionさんより
貧乏草は茨城県でも言います。
>おお、となると栃木だけじゃないんですね。北関東かな?
●関原あや☆さんより
栃木に来てから「貧乏草」って知って、最初は草を当てられて、
やーい貧乏って言われても、訳解らなかったです(^^;)
>となると、北関東周辺のローカルな遊びなのかしら??
●クッキングママさんより
今の小学生も貧乏草、現役ですよ~。
>驚き!ヽ(*’0’*)ツ 今の子もやってるんだ~!
●フロッグマさんより
貧乏草ですが、私の地元ルールで白い花をぶつけられた後に、
その貧乏を回復する方法があります(*^^*)
同じお花で色がピンクのものを自分に当てるんです!!
ピンクは金持ちと決まっていて(笑)それでプラマイzero っていうww
>なんと!( ̄□ ̄;)!! 新ルール発覚!!
●イヨさんより
県外出身なので、「貧乏草」の呼び名は初めて知りました…
ハルジオンとヒメジョオンは、別の草ですよ。
>ガビーン!Σ(~∀~||;)
ハルジオンとヒメジョオンは、別の種類なんですね・・・
などなど・・
ということで、ちょっと貧乏草について調べてみることにしました。
そしたら、「雑草の呼び名辞典」という本にはしっかりと
ハルジオンのページに
別名:ビンボウグサ
という名が!!
(ちなみに、ヒメジョオンの別名はテツドウバナだそうです。)
そして、「雑草や野草がよーくわかる本」のほうには、
これまたハルジオンのページに、
~本種は貧乏草とも呼ばれています。
子どもたちの間では、ハルジオンの花を指ではじいて飛ばして、
当たった人が貧乏になる、という遊びがあるようです。
なんて書いてありました。
本にも載ってるくらいですから、
“貧乏草”という呼び名もこの遊びも
けっこう全国的なのかもしれない?ということが分かりました。
しかしながら、
やはり知ってる人と知らない人の差があるってことは
う~ん・・地域性?
・・比較的、田んぼの多い田舎の遊びなんでしょうね、きっと・・f^_^;
考えてみれば、“下品”な遊びですし・・・(苦笑)
それともうひとつ、
イヨさんのコメントで教えていただいた言っていた
「ハルジオン」と「ヒメジョオン」は違う花というのも興味深いですね。
ワタクシは分からないで、
たぶんどっちも貧乏草と呼んでいました・・。( ̄_ ̄ i)
ということで、きんブラ(近所ブラブラ)でまわる
いつのもお散歩コースを散策。
ハルジオンとヒメジョオンを気にしながら歩いてみました。
さっそくあった貧乏草。こっちはどっちだろう??
花の色の違いは
ハルジオンは白~ピンク、ヒメジョオンは白~淡い紫だそうです。
でも白だとあまり見分けがつきませんね・・f^_^;
花の時期は
ハルジオンが4~5月、ヒメジョオンが6~10月だそうですが、
ちょうど今の時期は両方生えていました。
こんなところに群落を発見!
もともと貧乏草(ハルジオン)の名前の由来は、
あまり肥えてない(貧乏な)土地にどこでも繁殖して生える
みたいなのが語源らしいです。
たしかにこのような、空き地や荒れ地にはびこっていますね。
大正時代に園芸植物として北アメリカから渡来してから、
除草剤のへの耐性をつけると、
関東地方を中心に爆発的に増えていった・・と本に書いてありました。
分かりやすい見分け方は、「葉の付き方」と「茎の内部」だそうです。
摘んできました。左がハルジオン、右がヒメジョオンです。
抱いていなくてギザギザなのがヒメジョオンだそうです。
ぼきっと茎を折ってみると・・
中が空洞なのがハルジオン、スポンジ状なのがヒメジョオンだそうです。
これが一番分かりやすい見分け方かもしれませんね。
でも結局、どっちがどっちだっけ??ってなっちゃいそう・・ヽ(;´ω`)ノ
図鑑ではハルジオンのほうの別名が“貧乏草”なのですから、
ヒメジョオンにとっては、とんだとばっちりですよね・・(笑)
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あれ?梅雨って明けてないよね・?