本当はこの記事、 第796回 那須旅 の巻 から
つづきで書こうと思っていた話なんですが、
長くなるから腰を据えて書こうと思っていたら、
えらい月日が流れてしまった・・ので別くくりとして新しく書き始めます。(-。-;)
あれ、行ったの夏だったなぁ(もう季節、年明けちゃったしっ!!)
ということで、まったく季節感のない写真が続きますが、ご了承下さい。
8月のある日、
栃木県の県北の中の県北、
那須町の山奥にある奥那須の「北温泉」に家族で泊まってきましたよ。
前々から天狗の湯など、
カオス臭の漂う温泉のひとつとして目を付けておりましたが、
近年、何よりこの温泉を有名にしたのはこれでしょう。
映画「テルマエ・ロマエ」のロケ地になったこと!
原作のマンガでは出てこない劇場版だけのキャラクター、
上戸彩さん演じる売れない漫画家志望の女性・山越真実の実家として
こちらの北温泉が使われているのです。
場所は那須高原を抜け、那須湯本温泉街を抜け、殺生石を越え、
さらに上がったところにあります。
駒止の滝の駐車場に車を停めて、
そこから歩いてでないと行けない、まさに秘湯の「北温泉」。
歩いて、といっても400メートルぐらいですけど・・(;^_^A
この辺りは平成23年に開園した「那須平成の森」(もとの那須御用邸)の
一部にもなっているエリア。
だからなのか、すごくキレイな駐車場でした。
観瀑台もあるので、せっかくなので滝も見てから行きましょう。
「駒止の滝」
ここを通る人はもちろん、
駒(馬)までもこの滝の華麗さに足を止めたことから
「駒止の滝」と名付けられたとか。
一瞬どこか?と思って見回すと、ありました。遠くに・・。
写真じゃよく分かりませんが、滝壺がエメラルドグリーンでキレイでした。
さて、歩いて温泉にさっそく向かいましょう。
道はある程度舗装されているので、歩きやすくはなっています。
行きはず~っと下り、帰りが上りです。
いろは坂のようなヘアピンカーブもあり。
行った先にゴルフカートが置いてあったので、
関係者の方はそれを使って、荷物の運搬などを行っているのかもしれませんね。
山間に一軒だけの温泉宿です。
趣のある宿。
入り口に置いてあった、大釜。
昔はこれで入っていたのでしょうか??
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古くは江戸時代、それから明治、昭和を建て増し建て増しして増築した建物だそうで、
不思議な造形になっています。
大きいザックの人もいたので、
山登りがてら立ち寄る方も多いのでしょうね。
大人は700円です。
入ってすぐのところに、テルマエ・ロマエの写真がいっぱい展示されていました。
写真が展示されているこのロビーも、映画の撮影で使われていた場所。
舟の舵みたいな切り株のテーブルはセットじゃなくて、自前だったんですね。
こちらが帳場。
置いてある金庫やたんすから歴史を感じます。
のれんには「岐多温泉」の文字が。
明治以前はこの表記だったようで、
漢字が統合されていく過程で「北温泉」になったそうです。
そしてなにより気になったしまったのは、こちら。
置物??
と思うぐらいじっとしているネコちゃん。
通販とかで売っている、ネコそっくりのぬいぐるみのあれにそっくり(笑)
精巧な作り物か?!と思うぐらい動かないので心配してしまいました。
娘も興味津々で近づくも、まったく動かず。
聞くと年齢が20歳以上(!)のご長寿看板ネコちゃんなんだそう。
うへー、どうりで。
なんだかもうすぐ猫又になってしまうんじゃないかしら・・
と思わずしっぽを覗いてしまいました。
名前はティティちゃんというらしい。
さて、チェックインをしてお部屋へ。
江戸時代から建て増しを繰り返しているからか、
宿の中は迷路みたいにすごい入り組み方をしていました。
一度じゃ絶対覚えられない・・ダンジョン風です。
通路などには昔の道具なども置いてあり、
さながら資料館。
これはなんの道具かな。
レトロなポスターも発見。
通路じゅうに貼ってあります。
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こちらが泊まった「松の間」。
江戸時代のお部屋だそう。
ガタピシしている戸ですが、一応鍵はかかりますよ。(笑)
でもトイレや洗面所はなく、共同でした。
北温泉の部屋は
梅の間は昭和時代の建物(大人1泊9500円)、
竹の間は明治時代の建物(大人1泊8500円)、
松の間は江戸安政の建物(大人1泊7500円)と、
松竹梅と3種類ランクがあります。
おお、江戸時代の部屋に泊まってみたい!(一番安いし)
予約の時に「小さい子供が一緒でも大丈夫でしょうか?」
と聞いたのですが、
「そうですね~、泊まっている人もいますので大丈夫だと思いますけど」
と言われました。(客観的な意見・笑)
「でも、江戸時代の部屋は網戸がありません」
と言われました。(衝撃)
「あまり蚊はいませんけど、念のため蚊取り線香は無料でお貸しできますよ」
とのこと。
そうだよね~、江戸時代にはまだ網戸は開発されてないもんね~、と。
そんなに窓を開けるほど暑くならないのかも?!
さすが那須高原は避暑地だね~
なんてのんきにOKしてしまいましたけど、
けっこう真夏の那須高原は暑くて、
戸を開けっ放しで寝ていたらけっこう蚊にさされて後々後悔しました。
なんか窓と部屋の間の段差が江戸っぽい!
テレビは100円を入れないと見れないのと、
布団は勝手に押し入れから出して敷いて下さいという、江戸システム。
ちょうど玄関の真上の2階のお部屋でした。
寒さ対策で二重サッシにはしてあるのに、網戸はない・・なぜ?
さて、さっそくお風呂に入りましょう。
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