「うつのみやの戦災展」がやっているというので、来てみました。
宇都宮城址公園の清明館です。
普段からここは宇都宮城の資料館のようになっています。
見学は無料です。
(館内は撮影禁止でした・・)
スペースはあまり広くありませんが、
B29爆撃機が投下した焼夷弾や、
空襲から逃れようとして亡くなった女の子の背負っていたリュックサック、
空襲後の宇都宮市街の焼け野原を写した
写真などが展示されていました。
興味深かったのは、空襲当日の天気図です。
天気図を見ると、当時の宇都宮上空はすごく天気が荒れていたようです。
攻撃があったのは7月12日の深夜、
目標は現在の宇都宮市立中央小学校だったので、
宇都宮の街のど真ん中を狙った空襲だったんですね。
前にたまたまレディオベリーで、
宇都宮空襲の話を聞いていたんですが、
「宇都宮の空襲の写真は、米軍から規制されてほとんど残ってないんですよ。」
と解説の方がおっしゃってました。
残されている写真が少ないのは、そのせいなんですね。
数少ない写真の展示の中には、
空襲で起きた火事で、真っ黒焦げになった大イチョウの写真もありました。
それがこの旭町の大イチョウ。
展示されていた写真は、大イチョウの案内板でも見ることができます。
今は、元気に葉を伸ばしているこの大イチョウは、
「戦後復興のシンボル」なんですね。
宇都宮市の木が「イチョウ」なのは、これが由来なんですね。
「うつのみやの戦災展」は8月末までやっています。
○うつのみやの戦災展 7/9~8/31
場所/宇都宮城址公園清明館