【前編からのつづき】
円筒分水を愛でた後、
いいところに1軒、お蕎麦屋さんが建っているのであります。
↑日光手打ちそばの会のノボリが。
このキャラは「日光そば太郎」。
「そば処 報徳庵」さんです。
杉並木公園の端っこにあります。
今市にゆかりのある二宮尊徳さんの報徳仕法農家を再現した
建物でおそばをいただくことに。
お昼の時間をずらしていったのですが、ほぼ満員。
とっても人気のあるおそば屋さんです。
店内には、二宮尊徳の行いを紹介したパネルが飾ってあります。
真岡(旧二宮町)の二宮尊徳資料館に行った時も感動しましたが、
二宮尊徳ってホントすごい人なんです。
ただ、薪しょって本読んでるだけの人じゃないんですよ!
(詳しくはコチラを読んでネ→第89回 二宮ファイナル の巻)
はい、もりそばが来ました。
雨降ってて寒かったけど、やっぱそばは冷たいのに限るねぇー。
コシがあっておいしゅうございました。
おなかを満たし、後半戦。
今度は杉並木を歩きました。
どこまでもつづく日光杉並木街道。
空気も澄んでて、木々の緑も新鮮~ですね。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
(春はムリだけどね)
いつも日光に行くのに車で通るけど、
こうやってゆっくり歩いで通るのは初めてでした。
日光までの道中、ここを江戸から将軍さまが通ったのか~と思うと、
すごい歴史を感じますね。
道の両側にもせせらいでる小川(水路?)があるんですが、
これがまたキレイで、澄んでる澄んでる。
巨木をよく見ると、
名前のプレートがついているのに気づきます。
このずぶっといのは、
これは、「日光杉並木オーナー制度」というものだそうで、
杉並木の保護に賛同した自治体や会社などが、
各杉の“オーナー”になり、集まった資金で、
杉並木の保護事業を行っていく制度だそうです。
ちなみにですが・・杉1本1000万円だそうデスヨ・・・(((゜д゜;)))
なんだか、名前をしげしげ見てる自分(笑)
杉並木を抜けると、
かわいらしい赤い屋根の建物が見えてきました。
大きなプールらしきものも・・・
(立ち入りはできず)
ここは、
「今市浄水場」という施設です。
前編に出てきた円筒分水から、ここに水はやってきてるようです。
↑ほらこれ、宇都宮市のマークだ。
場所は日光市だけど、この施設は宇都宮市の水道施設なんですね~。
ちょっと不思議ですよね。
(あ、でも関東の電気は福島で作ってるってのと感覚は似てますね…)
現在は、宇都宮市の北西部(篠井町や石那田町など)に給水しているようです。
でやっぱり気になってしまうこの赤い屋根の建物。
なんかこの建物・・
「となりのトトロ」に出てくる「サツキとメイの家」に似てると思いませんか?
表からみるとこんな感じです。
宇都宮市上下水道局発行 広報誌「私たちのくらしと水」No.22(H21.5.31)より
↑赤い半切妻屋根の洋館は、アールデコ調の美しい建築物。
国の登録有形文化財にも登録されているようです。
元は事務所として使われていたようですが、
現在は水道資料館になっています。
第375回 水道山に登ってみた の巻の時も思ったけど、
宮崎駿先生は、
「小さい頃、『宇都宮の浄水場』に行った」って
言ってたんですよねぇ・・。
それで、作品の「水の表現」に大きい影響を与えていると・・。
ネットで調べたら、
サツキとメイの家は、東京にある民家をモデルにしてるという
風に出てたんですけど、
少なからず、この建物も、幼き駿少年に影響を与えてるんでは?!∑(゚Д゚)
なんて考えてしまいました。
※ここに確実に来た!という確証は得られておりませんので、
これはあくまでひばらの想像ッス。
水道資料館は、月~金だったら要予約で入れるようです。
いつか行ってみたいな!
この門の意匠もレトロで、雰囲気があっていいですね。
この浄水場と並んであるのが今市水道配水場。
こちらの門の意匠もまた美しいです。
(門かよ)
奥には水道山で見たのと同じ塔が建っていました。
往復2キロ、水と緑の小探訪も雨の中でしたが
なかなかマニアックで楽しかったです!
ウォーキングにも、ちょうどいい距離でした。
水道山を見てからというもの、
最近、宇都宮の水の歴史にハマッてしまったワタクシ・・
これはまた、探訪ポイントが増えそうな予感です。(^^ゞ
○日光杉並木公園
栃木県日光市瀬川
○そば処 報徳庵
栃木県日光市瀬川383-1
TEL.0288-21-4973
営業時間/11:00~16:00(冬は15:00まで)
○今市浄水場
栃木県日光市瀬川1334-1
【関連記事】
第89回 二宮ファイナル(前)(後) の巻
(真岡市(旧:二宮町)道の駅にのみや、二宮尊徳資料館)
第159回 日光珈琲をたずねて の巻(前) (後)(日光市・日光珈琲)
第375回 水道山に登ってみた の巻(宇都宮市・戸祭配水場(水道山))