さて、ここから本格的に「県北横断の旅」です。
1日目は日光編です。
日光といっても、まだここは今市・・(;^_^A
前回第468回 水のおうちをたどってみる の巻の、水のスタート地点。
(スタート地点というと、厳密には山、そして中禅寺湖・・かもしれませんが)
まずは念願だった今市浄水場を見学してみることにしました。
う~ん。
平日だけど、門が閉まっている・・( ̄ー ̄;
電話をかけてみたら、「門、開いてますから入れますよ」とのこと。
ひと安心。
敷地内はまるで、公園のようですね。
第428回 杉並木公園探訪(前)円筒分水を愛でに の巻で紹介した
杉並木公園内にある↑円筒分水から汲み上げられた水は
こちらの浄水場に来ます。
大正5年から給水を開始した今市浄水場。
この施設もまた、「登録有形文化財」に登録されています。
日本で31番目に古い浄水場だそうです。
現在でも、1日14,000立方メートルの水を宇都宮市に送っています。
池内にある煉瓦造りのおうち(調整室)がまたモダンな感じでいいです。
この池は、「緩速ろ過方式」というものを採用している池でして、
水が下に流れ、ろ過されていく際に、その砂の表面にいる微生物の分解作用によって、
濁りや細菌を除去するシステムなんだそうです。
(分かりやすいイラストがある解説はコチラ)
原水がきれいじゃないと採用できないというこの「緩速ろ過」
ゆっくりろ過することで、おいしい水が飲めるわけですね。
おいしい日光の水と、中にいる微生物さんにも感謝です。
参考までに、宇都宮のもう1つの浄水場
松田新田浄水場のほうは「急速ろ過」だそうです。
さてさて、やっと間近で見ることができたあの赤い屋根の建物。
おお、うっとり:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
前も言ったけど、やっぱり「サツキとメイの家」みたい。
丸い屋根がかわいいですね。
もとは、管理事務所として利用されていた建物ですが、
今は水道資料館になっています。
が、ここで、残念なお知らせが・・・
なんと、現在入場できるのは、1階のエントランスまで・・
になっているみたいです。
というのも、先頃の大震災の影響で、
まだこの建物の耐震性うんぬんを保証できない・・というのが理由です(´・ω・`)
ということで、入れたのはここまで!
この先は進めません・・(泣)
資料も、近くでじっ
くり見ることができませんでした。
無念。
でも、ここは中に入れただけでも、貴重な体験だと思って・・
○今市浄水場(水道資料館)
http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/josuido/josuido/suidoshisetsu/002827.html
栃木県日光市瀬川1334-1
TEL.0288-21-0158
開館日/月曜日から金曜日(祝祭日は除く)
開館時間/9時~16時30分
つづく