以前、那須疏水探訪でサイフォン出口を見に行った時から、
(参照:第508回 那須塩原探訪(3)蛇尾川サイフォン出口 の巻)
まだ行けてなかった那須疏水の旧取水施設を見に、
「那須疏水公園」に行ってみました。
よりによって、雪の日にっ!
バカだねー。
うおーさみ~~~(((( ;°Д°))))
気温はマイナスで、近くの橋が凍結走行注意になっていました。
おまけにクマ出没注意だしっっ!
まあでも、なんというか那須野の大地の“不毛感”が伝わるんではないかと(笑)
ガタガタしながら公園を散策。
(トイレは冬季閉鎖中でした)
旧取水施設は国指定の重要文化財に指定されている土木遺産です。
先ほどの東水門をメインに、
公園の周りに巡る西水門や護岸なども含めた
施設がまとめて「取水施設」として指定されているみたい。
公園の丘の上には古めかしい碑が建っておりました。
那珂川と導水路に挟まれた中州(?)みたいなところが
細長く公園として整備されています。
上から見るとこんな感じ。
公園といっても、東屋とトイレがあるだけだけど・・。
夏とか来たら、川沿いで遊べるのかな?
カヌーとかも乗れるっぽい。
那須疏水は現在まで4回改築されていまして、
遠くに見える石造りのが第1次・3次取入口(東水門)。
で、隣の赤いのが現在使われている第4次取入口(西岩崎頭首工)。
なかでもこの第1次・3次取入口が、
那須野が原開拓の“シンボル的存在”といえましょう。
あの岸壁を昔の人は、ブチ抜いたんですよ。(←言い方)
いやー、すごいですねぇ。
ロマンですね~。
上のアーチ型の穴が第1次取入口(明治18年開通)、
下の開閉式の水門が第3次取入口(大正4年開通)だそうです。
高さが違うけど、
昔はあの高さまで、水位があったってことなのかなぁ?
あれ、第2がないって?
最初の取入口は、開閉式ではなかったため、
大水などに対応できずたびたび使用できないことがあったようで、
開閉式の第2取入口は200メートル上流に作られたようです。
それがこちら。
こちらが第2次取入口(明治38年開通)。
開閉式に改良されました。
第2次取入口は導入路も一緒に作られたようです。
導水路は公園整備の際に復元されたみたいで、
今は水が流れてません。
どうやら流れが変わってしまって、
第3次取入口に場所がもどされたそうです。
公園にはこんなものもありました。
とちたんで「石をめぐる特集2」があった曉には、
候補に入れておきましょう。(笑)
そんな感じで、寒さも限界!でとっとと退散しました。
5分も行けば、那須高原のこの隠れスポット。
ちょっと分かりづらい場所にある公園ですが、
那須バケーションの折、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
そうそう、那須野が原博物館の常設展が
今度リニューアルするらしく、
その際にここの「第1・3次取入口」が1/2に再現されるらしい!
1/2って!!(笑)
・・まあともかく、たぶん見に行くと思いますけど。
○那須疏水公園
栃木県那須塩原市西岩崎(地図)
(那須高原大橋の手前に看板あり)
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